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「子どもをスマホ漬けにしたくない」親の思いが詰まったスマートウォッチ


画像提供:Ambit Networks

「友だちの家に遊びに行った子どもが夕方になっても、まだ帰ってこない」

「もうすぐ歯医者に連れて行く時間なのに、子どもが近所に自転車で出かけて、戻って来ない」

「でもまだスマホは持たせたくないし……」

そんな親の心配を解消するのに役立つのが、子ども用のスマートウォッチ「AmbyGear」(アンビーギア)だ。

ポップなカラーで子どもの元気をサポート

見かけは、大人向けのスマートウォッチと似た、ごくシンプルなデザイン。ベルトは赤や青などカラフルな色が選べる。スマートフォンのようなタッチパネルではなく、カラースクリーンに、親が送ったメッセージが文字で表示される。


画像提供:Ambit Networks

たとえば、親がスマホ上のアプリから「そろそろおうちに帰って来られる?」というメッセージを送ると、子どもの腕に着けたAmbyGearがブルブルと振動し、親からのメッセージ受信を知らせる。子どもは画面上でメッセージを読み、「OK」のボタンを押して親に簡単な返信を送ることができる仕組みだ。

AmbyGear を開発したAmbit Networks のCEO、パトリック・マグラー氏は、12歳の娘と10歳の息子の父親でもある。息子が6歳だったときに、自転車で出掛けて長時間帰って来なかったため、心配して近所を2時間以上探し回ったという。

「幼い子どもにスマホを持たせたらゲーム漬けになったり、ネットにアクセスできてしまうので、親としてはスマホは持たせたくない。でも、GPS機能で、遊びに夢中になっている子どもがどこにいるのか、場所は把握しておきたい」

そんな悩みを解消しようと製品化したのが、このAmbyGearだ。

最初は、BluetoothとWi-Fiが届く範囲の距離での機能をと考えていた。だが、さまざまな親子にプロトタイプ製品を使用してもらうと、だいたい7歳ぐらいになると、子どもは自転車でかなり遠くの友人の家に遊びに行くなど、行動範囲が思ったより広いことが分かった。

そこで、携帯電話網の機能が内蔵されたタイプを製作し、子どもがどこにいても、親がメッセージを送れるようにした。携帯機能が内蔵されたこのタイプの価格は149ドルで、今年末に発売開始する予定だ。このデバイスを使うには、AmbyGear 専用のデータプランを米携帯通信会社のVerizonで、月10ドルで購入する必要がある。親が使うスマホ自体の通信会社は、どの会社でもまったく問題ない。AmbyGearには通話機能は付いていないので、親が子に直接電話をかけたり、子どもから誰かに電話をかけることはできないが、テキストメッセージは自由にやりとりできる。

また、携帯機能を内蔵せず、BluetoothとWi-Fi(直接接続およびホットスポットからインターネット経由の両方をサポート)だけで親のスマホとつながるタイプの商品は129ドルで、2016年1月頃に発売予定。携帯が内蔵されていないタイプの場合は、Wi-Fiホットスポットの位置にもよるが、通常、フットボールスタジアム4つ分の距離をカバーできるとのこと。5~6歳ぐらいまでの子どもなら、このタイプで大丈夫そうだ。

携帯内蔵タイプもそうでないタイプも、基本的に機能は同じ。どちらにもGPSが内蔵されているので、親は子どものいる場所を把握できるほか、「交通量の多いこの大通りには近づいてほしくない」「あの川の側に行かせたくない」などの「仮想フェンス」をスマホアプリ上の地図に指で描けば、子どもが仮想フェンスの外に出ようとすると、「戻って」などの警告アラートが自動的にAmbyGear に送られる。同時に親にも「越境警告」を知らせる仕組みだ。もし、子どもが腕からAmbyGear をはずしてしまった場合や、万が一、誰かにはずされてしまった場合は、アプリ経由ですぐ親にアラートが届く。

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