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【悪用厳禁】問題犬の作り方レシピ

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※この記事で紹介するレシピは絶対に真似しないでください。
 今回は逆説的に。
 いつも私は、いかに犬をリラックスさせ、穏やかに育てるかという事に主眼を置いています。もちろん、これは犬と暮らす上で飼主がもっともコミットすべき課題でしょう。今回は、これを逆説的に解説することで、どのようにして問題犬が作られてしまうのかについて取り上げたいと思います。

問題犬とは

 一言で問題犬といっても様々です。人との暮らしの中で何かしらの支障がある場合に問題犬とされ、飼主はその問題への対峙を迫られる事になります。極稀に、飼主による自分勝手な思いで問題犬とレッテル貼りをされることもあります。たとえば、「犬が排泄をする」や「吠える」などの行動は、犬が本来持つ行動の特徴です。もちろん、これらの行動が過剰、不適切であれば問題となりますが、排泄は生きていれば当たり前ですし、吠えるのも犬としては正常です。不本意なレッテル貼りをされるケースでは、家の中で1回排泄してしまっただけでも問題犬、1回吠えただけでも問題犬と言われる事もあります。しかし、これらは問題犬とはなりません。犬として当たり前の行動です。
 問題犬とは、犬自身が過度なストレス状態にさらされる事によって発せられる過剰な行動によって定義されます。例えば、人や犬を手当たり次第に襲う犬や、一晩中吠え続ける犬、家族の言うことを一切聞かない(コミュニケーションが取れない)などです。このような深刻な問題行動は、飼主との暮らしを継続することを困難にさせるでしょう。

問題犬はこうして作られる

 犬が問題犬となるには、様々な要因があります。行動学では、遺伝的要因と環境的要因が強く影響すると分析されています。遺伝的要因は、文字通り親から受け継ぐ気質や疾患が要因となります。また環境的要因では、産まれた後の環境(親犬や兄弟達との接触の有無や、飼主の行動など)が要因となります。
 ここでは逆説的に、問題犬がどのようにして作られるかをご紹介します。
※絶対に真似しないでください。これらの方法は明確な動物虐待です。

1.まずは下ごしらえとして、遺伝的要因を整えます。
・親犬は攻撃的・情緒不安定な個体を選ぶ
・親犬には身体的な欠陥がある者を選ぶ(股関節形成不全・パテラなど)
・繁殖は優良なブリーダーではなく、仔犬專門のペットショップなどに卸しているパピーミルで行なう
2.下ごしらえが終わったら、環境的要因の下地作りです。
・パピーミルの元で産まれ、授乳期間が終わったら直ぐに親犬から子犬を引き離す
・子犬を孤立させてケージに閉じ込めて、劣悪な環境に置く(ケージからは一切出さない)
・餌は極力与えないようにして、生理的欲求を強く働かせる
・人との接触は持たせないようにする
※ここまでのプロセスはパピーミルに任せれば、わざわざ言わなくても、この通りにしてくれます。
3.そして仕上げにうつります。
・飼主の元に移動しても、決してケージから出さないようにする
・散歩は行わない
・しつけは決して行わない
・餌は数日に1回程度、少なめに与える
・人による暴力や威嚇を与える

 まぁ、もうこれぐらいで充分でしょう。書いているだけでも嫌になります。このような方法を取れば、ほぼ間違いなく問題犬が作られます。多くの場合で親犬の気質の一部は遺伝されます。たとえば、気質が荒い、怯える傾向にある、極端に活発などです。また、遺伝的な疾患を持って産まれることで成長にも悪影響を与えます。パテラや股関節形成不全などでは、痛みを伴う事も多々あるので、充分な運動が果たせません。その痛みから攻撃的になったり、極端に内向的になったりもします。ましてやケージに閉じ込めている状態では運動がまったくできないので、成長に必要な筋肉の発達も妨げられます。また運動不足による欲求不満も募ります。その結果、強いストレス状態に晒されます。
 
 そして生後8週齢を満たないで親犬や兄弟犬から離されることで、犬同士のコミュニケーションを学ぶ機会が奪われます。故に他の犬が発しているシグナルの意味が読み取れず、犬は不安になって情緒が安定しません。これ故に攻撃性も表しやすくもなります。
 そして孤立させる事は攻撃性を高める事になります。ラットの実験では、生後にケージに閉じ込めて飼育された個体は、自由に動ける個体よりも強い攻撃性が現れるとの実験結果もあります。
 産まれた後で、人との接触の機会の無い犬は人馴れしないので、当然ながら人という違う種の動物に警戒心を持つようになります。これに、劣悪な環境的要因が加われば、ほぼ確実に人に対して攻撃的な犬になるでしょう。

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