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知らずに子どもを追い詰めていませんか?自己肯定感を高める親の役割

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高学歴の親は子どもを追い詰める?

「高学歴の親は子どもを追い詰める」。このような話を聞いたことはないでしょうか。もし本当なら、親として気を付けることは何でしょうか。確かに、高学歴の親が子どもを追い詰めるというケースは、稀ではありません。自分が努力をして達成できたのだから、自分の子どもも同じようにできると思い込み、プレッシャーを与え続けてしまうことがあります。中には、「自分が世話を焼かないと」と思い込み、過度に子どもへ干渉する親も少なくありません。

しかし、学歴が高くない親は子どもを追い詰めないのかというと、決してそうではありません。収入や学歴が低いというコンプレックスから、「子どもには苦労をかけさせまい」と必要以上にお金とエネルギーを注ぎ込み、結果として子どもを追い詰めてしまうケースもあります。

子どもを追い詰める親には、エゴを子どもに強制する傾向が

このように、学歴に関わらず子どもを追い詰める親には、親のエゴを子どもに強制する傾向があり、その背景には「いい子に育つ=自分の評価」と捉える風潮があります。そして、親からの過度なプレッシャーは子どものアイデンティティーを封印し、消極的でコミュニケーションが取れない、自己肯定感が低いなどの人格形成に結びつくことがあります。

親の性格や教育方針もさまざまで、子育てにおいて絶対的な答えはありません。しかし、どのようなケースでも、親として心がけるべきことは子どもの自己肯定感を高める関り合いを持つことです。「毎日元気に学校へ行っているね」「友達が沢山いてすごいね」「あなたなら大丈夫」といった自己肯定感を高める関わりは、子どもが将来社会に出て壁にぶつかった時に影響します。

子どもの自己肯定感を高めるのは親の役割

親からプレッシャーを受け続け「なぜ、できないのか」と言われてきた子どもは自己肯定感が低く、壁にぶつかると「やっぱり自分はできないなんだ」と捉え、萎縮してしまうことがあります。一方「すごいね」「あなたなら大丈夫」など、親から自己肯定感が伸びる関わりを受けてきた子どもは、壁にぶつかっても「お父さんやお母さんはあなたならできるといつも言っていた。だから、今回のこともきっと乗り越えられる」と捉え、前向きに取り組みます。

子どもはいずれ親元を離れ、社会の荒波に飛び込みます。荒波に飲まれそうになった時に、乗り越えられる要素の一つが自己肯定感の高さで、これを高めるのは親を含め周りの大人の役割です。子どもに何かを身に着けさせるのが一概に悪いとは思いませんが、その中で子どもの自己肯定かが損なわれ、結果として引きこもり等の二次障害を引き起こしては意味がありません。

(中原 崇/社会福祉士)

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