若者が“旅”をすべき理由

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若者が“旅”をすべき理由

 ハワイと東京に拠点を構え、デュアルライフを送る本田直之氏。年の半分をハワイ、3カ月を東京、2カ月をヨーロッパ、1カ月をオセアニア、アジアなどの国で生活し、日本国内のさまざまな街も頻繁に旅をしている。
 本田氏は、自分らしい自由な生き方をするようになったきっかけは何か。それは「旅」だ。旅をすることが、結果的にライフスタイルに大きな影響をもたらしているというのだ。

 『TraveLife』(本田直之/著、マガジンハウス/刊)では、本田氏自らを成長させた旅と、クリエイティブに生きるための35の旅のレッスンを紹介する。

 本田氏が大学生に将来のプランを訪ねると、「起業か、就職か、大学院か」という3つの答えしか返ってこないという。よくよく考えれば、人生の選択肢がこの3だけということはない。自分の可能性を広げれば、選択肢も増える。その最良の策は、未知のものと出会うことだ。そして、未知のものに出会う1番簡単かつ効果的な方法は、旅であると本田氏は述べる。
 旅先で出会う人は、言葉が違う、文化が違う、ライフスタイルが違う、働き方も価値観も違う。すべて未知なるもの。未知なるものに触れれば、自分の中に選択肢が生まれる。人生において、どれだけ選択肢をもっているかということは、重要なことだ。本田氏自身も旅によって自分の選択肢を増やし、そこから自分に合うものを選んだ結果、自分らしい生き方や働き方を実現することができた。

 では、実際、旅をしたとき、その旅を活かすために必要なことは何か。例えば、メモをとることだ。何を感じて考えたか、ひと言でもいいからメモしておく。ポイントは、出来事や行った場所、お店ではなく、自分自身が感じたことをメモすること。感じたことといっても、「良かった、楽しかった、おいしかった、きれいだった」で終わらせずに、一歩突っ込んで自分の気持ちを見つめること。スマホやノートに、感じたこと、考えたことをメモする。たったこれだけで、その旅の価値は劇的に上がるのだ。

 普段の生活圏内だけで過ごしていると、居心地はいいかもしれないが、新しいものに出会う機会は少なくなる。旅を楽しみ、未知のものに触れることで、人生の選択肢が増えやすことで、自分の人生に大きな影響を与えてくれる何かに出会えるかもしれない。人生やライフスタイルについて、改めて考えるきっかけになるかもしれない。
 次の連休にでも、ちょっとした旅に出てみてはどうだろう。
(新刊JP編集部)


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