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日本伝統の“焼き鳥”をマレーシアで! ホッピーも飲める、クアラルンプールの「鶏鬨 TORIDOKI Kuala Lumpur」

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「日本のラーメンは中国の拉麺とは違う」というお話を耳にすることはありませんか。確かに拉麺は手延べ麺のことを指し、ラーメンは中国語の湯麺(汁麺)と近しい存在。そして独自の発展を遂げた、日本の国民食とも言えるメニューとなりました。

ところ変われば味も変わります。現地ローカライズが新たな味の地平線を切り開く可能性は多々にあります。しかし、逆にオリジナルを知っている人にとっては「?! いやちょっと待ってこれ」という衝撃が舌の上で躍る結果となることもあるようです。

「ここで美味しい焼き鳥が食べたかった!」というのはマレーシアのクアラルンプールにオープンした「鶏鬨 TORIDOKI Kuala lumpur」(とりどき)のオーナー南和繁さん。日本でひらくPCバック・文具王手帳・薄い財布を作り出したバリューイノベーション株式会社の社長であり、2年前からクアラルンプールに在住している起業家でもあります。

同店はあくまで日本の味、オリジナルの焼き鳥の味を再現するという一途な気持ちから作られたお店。東京勝どきにある、炭火焼鳥・とり料理の人気店「鶏鬨」を運営する株式会社バイタリティとタッグを組んで、その姉妹店として日本らしさ満点のお店となりました。厨房設備からインテリアの小物にいたるまで、日本で調達したとのこと! ほんと、この写真からではここがマレーシアだなんて思えませんよね?

掘りごたつ式のお座敷だってこのとおり。

メニューも英語の説明が入っているとはいえ、日本語力高すぎです。忠実です。Hi-Fiです

マレーシアに住んでからというもの、この土地の魅力にハマってしまった南さんは「僕もマレーシアの社会に関わりたいという気持ちが強くなってきました」といいます。どんなビジネスをしたらいいんだろう。その結論は「自分自身やこちらに住んでいる友人が本当に通いたいと思えるレストランを、自分の家の近くにオープンしたい」。

現地のいろんな日本料理店に足を運んだそうですが、時に「?!」となることがあったのかもしれません…。だって「本当に美味しい和食を、日本人だけではなくマレーシアの人々に知ってもらいたい、という気持ちも強くあります」という気持ちも強いそうですから。

お店に入ると、カウンターの内側で串が焼かれまくり! 毎日朝3時にしめた鳥を仕入れて、昼から600本の串を仕込んでいます。

現在は日本のスタッフも多く入っていますが、今後は現地スタッフがメインとなっていくとか。なお日本料理店勤務歴10年、20年、30という3名の熟練の調理人を雇ったとのこと。しかし3人とも日本には行ったことがなく、日本料理の本来のテイストを学ぶ機会には恵まれなかったみたい。今回、3人とも日本で修行をしてもらい、3人とも感激して今まで知らなかった技術の習得に熱心だったそうです。

 

酒もツマミも日本の味! しかしその舞台裏は苦労の連続……

さっそくいただきましょう! お酒はハイボール(Kaku Highball)を注文してみました。実はこのハイボールからして、日本の味を再現するのに苦労した一品なのです。

まずマレーシアではウイスキーの価格がめちゃ高い。そして強炭酸用のサーバーが手に入りません。日本からサーバーだけもってきたとしても、強炭酸のボンベがありません。様々な実験を繰り返した結果の答えは、氷もグラスもウイスキーもレモンもキンッキンに冷やすこと。そしてマレーシアで手に入る、もっともガス圧の高い缶サイダーを使うこと。この手法により、強炭酸ならではの味わいを再現しています。

確かに日本で飲むハイボールの味わいに激似! ウイスキーの香りの立ちがいいし、レモンの酸味もぎゅっと引き締まっている! このキレ味強く爽やかなトーンは日本の味といっていいでしょう。

食事もきました。まずはごろごろコロッケ(Korokke)。粗挽きのパン粉がサクサク感を演出しています。

根菜サラダ(Konsai Salad)は最後の仕上げとして、テーブル上でパルメザンチーズをかけてくれます。この一手間感、確かに日本の(いいところの)居酒屋感ありますね。

だし巻き卵(Dashimaki Tamago)は鶏鬨のマークの焼き印入り。そして食器って大事ですよね。日本感、強い。

肝心の串もきました! まずは卵黄つきのつくね(Tsukune)です。生卵を食べる習慣がないマレーシアですが、このお店では特別に新鮮な卵を仕入れています。

鶏鬨の人気メニューとりどき(Toridoki)! ももとむねを鶏皮で巻いて焼き上げた一品。鶏皮の甘い脂味が、さっぱりとしたもも肉とむね肉に合わさってこれが美味なんです!

ちなみに、マレーシアでは今までなんこつ(Yagen Nankotsu)は捨てていたんですって。なんてもったいない……。他の部位も使われていなかったところがあるようで、少量しかとれない部位の商品価値はないとされていたのでしょうか。

鶏もつ煮(Motsu Ni)もきました。きんかんの美しいこと!

おネギたっぷりのレバテキ(Liver Teki)も美味しゅうございました…。

思わずホッピーセット(Hoppy Set)頼んじゃいましたもん。無理ってもんですよ。気分はもう東京下町でしたから。

 

そしてさらなる名物料理が鶏の丸焼き(Tori Maruyaki)。一羽丸ごと、45分もじっくりと焼き上げる逸品です。ジューシーさにヤラれました……。

お邪魔したのは正式オープン前でしたが、すでにウワサを聞きつけたのか多くのお客さんで混み合っていました。これは名店になる予感…する! クアラルンプールに旅行の際にはぜひ寄ってみてください。もしも日本でこの味を体験したい方は、勝どき駅から徒歩3分の鶏鬨勝どき店へどうぞ!

 

お店情報

鶏鬨 TORIDOKI Kuala Lumpur
電話番号:+60 3 6206 4676
住所:No:40, Jalan 24/70A, Desa Sri Hartamas, クアラルンプール
営業時間:17:30~翌0:00(基本年中無休、ハリラヤホリデーなど新鮮な食材が入荷できないときはお休み)

書いた人:武者良太

昼はモノ系のレビューやニュース記事作成、夜はディープな居酒屋巡りを嗜む、1971年式フリーライター。CHEAP BUT FUNなオッさん旅を楽しむオジ旅チームメンバーでもある。

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