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数が多いほどキレイに見せる「ピクセル」。本来の意味、知ってた?

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ピクセルとは、デジタル画像を構成する情報の単位(最小単位)のこと。日本語で「画素」ともいう。

この9月、まさに『ピクセル』というハリウッド映画が公開されるが、同作で敵の宇宙人が操るゲームキャラクターは、触れたものを”ピクセル状態”にできる能力を持つ、という設定となっている。ピクセル状態となった物体はブロックのような形状となるが、作中に登場する「パックマン」や「ドンキーコング」などが人気を博した時代のアーケードゲーム機は、コンピュータの性能やディスプレイの解像度が低く、キャラやテキストは実際に角張った見た目になっていた。

と言っても、角張って見える画面が「ピクセル」の本来の意味というわけではない。パソコンやスマートフォンのディスプレイには、実は無数の正方形が並べられており、それら一つひとつが色のある光を放つことで、テキスト(文字)や画像・動画などを表示する。現代のディスプレイが滑らかな見た目を実現しているのは、「パックマン」の時代より、多くのピクセルが画面に集積されたことによるものだ。

また、画面上に数多くの色を表示するため、ピクセルには「RGB」という数値で表される「色情報」が伝えられる。RGBは、R=赤、G=緑、B=青の三原色それぞれを数値化し、その加減によってさまざまな色を表現できる。たとえば、「真っ赤」な色を表示する場合は、R=255、G=0、B=0といった色情報となる。

前述のとおり、ピクセルは数が多ければ多いほど鮮明な画像・動画を表示できる。ガラケーの時代に存在した「QVGA(Quarter VGA)」と呼ばれるディスプレイは、320×240ピクセル(縦方向に320のピクセル、横方向に240のピクセルを配置)の規格名称であり、すなわち76,800のピクセルを有するディスプレイということになる。さらにのちの時代には、「メガピクセル搭載」とのセールスコピーも聞かれたが、この「メガ」は100万ピクセル以上であることを表す(100万=1メガ)。

現在流通するスマホは、iPhone 6 Plusで1,920×1,080ピクセル(=207万3,600ピクセル)と、2メガピクセルを超えるディスプレイが一般的となっており、タブレットでは3メガピクセルをも超えている。また、従来と同等の画面サイズでも、ピクセルの密度を高めることで数を増やす場合もあり、アップルのRetinaディスプレイがその代表例となる。Retina搭載のパソコンには、かつてのMacBook Proの4倍にあたるピクセルが詰め込まれている。同様に、ピクセルの密度を高めたものとして4Kディスプレイ(一辺に約4,000のピクセルが配列されたディスプレイ)のスマホもプロトタイプながら発表されており、今後、さらなる高精細化が進みそうだ。

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