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「代行サービス」が同窓会の開催をサポート 案内状の作成やスポンサー探しも請け負う

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人手不足だったり面倒だったりして、手が回らない仕事を代わりに引き受けてくれる「代行サービス」が人気を集めている。9月9日放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)は2つの代行サービスを紹介した。

新薬の開発をしている青木さんは、仕事に追われる日々で5年前から計画していた同窓会がなかなか開けずにいた。しかし今年「同窓会幹事会社」のおかげで「ようやく実現しました」と嬉しそうに語る。
省力化で幹事たちも楽しめる

代行を行う「笑屋(しょうや)」は、案内状の作成・送付や出欠確認の専用サイトの開設まで代行する。連絡先が分からない人も、知っている人が補填することで案内状が届くしくみだ。

こうした工夫により同窓生だけで開くときには2割程度にとどまる出席率が、笑屋が代行すると約3割にアップ。依頼数も増え、2011年の140件から2015年には900件に迫る見込みだ。背景にはSNSの普及があると真田幸次社長は語る。

「懐かしい友達と急にコンタクトが取れるようになった。2・3人で会った時、あいつどうしてる?という話になる」

青木さんが依頼した岡山大学薬学部・同窓会は、およそ30年ぶりの再会。受付や名札の用意、司会進行も笑屋が務め、「授業中いつも寝ていた人」など目立っていた人のランキングを瞬時に集計・発表を行うなど大いに盛り上がっていた。

さらに笑屋は「スポンサー」まで手配する。会場では薬剤師の派遣会社が宣伝活動を行っていた。スポンサー料は笑屋に25%、残りは同窓会費の一部に当てられる。青木さんも満足そうだった。幹事は準備段階からやることが山ほどあって、自分も同窓生なのに十分楽しめない。こうしたサービスは今後も重宝がられることだろう。
プロの技で成功率アップ。訪問営業への同行も

プライベートなレクリエーションだけでなく、ビジネスの業務を代行する会社もある。東京・中央区にある営業代行会社のウエイクでは「アポハンター」と呼ばれるスタッフ100人が依頼された会社の社員になり切って営業電話をかけていた。断られても瞬時に切り返すプロ技を持ち、一般的な営業マンが商談アポイントを取れる率は2~3%程度のところ、アポハンターは10%という高確率だ。

番組でも、最初は断っていた相手先に「14か15日の夕方はいかがでしょうか」と選択肢を示すことでアポイントを獲っていた。アポインターの若井田さんは「人間の心理的にどちらかを選ぼうとする心理が働きます」と、ノウハウのひとつを明かす。

代行はアポ取りだけでは終わらない。営業先まで同行する「ヒットマン」が、様々な商材のノウハウを生かし、商談成立まで請け負うのだ。営業代行を依頼したのは、東京・港区のベンチャー企業「イーグラント」だ。

この会社は通販サイトのマーケテイングシステムを開発。社員の4分の3が技術職だ。開発に力を入れる一方、現状は人手不足で「攻めの営業ができていない」という課題があった。今回の営業先は化粧品のネット通販会社で、担当者が技術的なシステムの説明をした後、すかさずウエイクのヒットマンが導入後のメリットを落ち着いた口調で畳み掛けた。
「プロが代わりにやってくれる」ビジネスに可能性あり

営業先の担当者は商談に入るまで迷っていたそうだが、導入に前向きになっていた。このような営業代行を利用する会社は年々増えており、今年のウエイクの売り上げは2011年の4倍、12億円に達する見込みだ。

忙しさの中で、気になりながらも絶対必要なこと以外はやりそびれて過ぎてしまう。こうしたニーズを捉えて「プロが代行する」というビジネスに結び付けた人たちの目の付けどころ、しくみの周到さに唸った。(ライター:okei)

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