日本のトウガラシと韓国トウガラシ、辛いのはどっち?

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ただ辛いだけでなく、料理のアクセントになって食欲をそそるトウガラシの風味。ピリ辛から激辛まで、若い世代ほど好きな人も多いのでは?

トウガラシの種類はなんと世界に約3000種以上もあり、それぞれの国でさまざまな料理に使われています。日本で広く一般的に使われているのは細身の「天鷹(てんたか)種」ですが、京都特産の細長い「伏見辛」、沖縄の「島トウガラシ」、メキシコ原産の「ハラペーニョ」や「ハバネロ」、そしてお隣の国の韓国トウガラシなど、バラエティ豊かなトウガラシがすぐに思い浮かぶはず。

日本のトウガラシは韓国産より5倍も辛い

トウガラシの特徴は何といってもその辛みですが、実は品種によって辛みのレベルもさまざま。辛みのもとである「カプサイシン」をどれくらい含んでいるかによって、辛さや味が違ってきます。

「キムチや韓国料理にはトウガラシをたくさん使っているから辛い」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、日本のメジャーなトウガラシの辛さを1.0とすると、韓国トウガラシの辛味指数はわずか0.2。つまり韓国トウガラシより、日本のトウガラシのほうが5倍も辛いのです。

そもそも韓国種のトウガラシには、辛さの中にも独特の甘さとうまみがあるのが特長。だからこそ、韓国トウガラシはさまざまな料理に使われるようになったのです。きんぴらごぼうにちょっとトウガラシを入れて辛みを出す、という和食の手法とは根本的に使い方が違っているといっていいでしょう。

ちなみにメキシコ料理に大活躍の青トウガラシ・ハラペーニョは0.7と日本トウガラシよりもややマイルド。反対に激辛スナック菓子で人気に火が点いたハバネロは5.0! これは日本トウガラシの5倍、韓国トウガラシの25倍にあたる最強激辛レベルです。

脂肪を分解するカプサイシン

辛み成分であるカプサイシンは熱に強く、油によく溶けるので、炒めて香りを出してから調理するのがコツです。カプサイシンは胃液の分泌をうながし、消化吸収を助けて食欲を増進させるだけでなく、脳の中枢神経を刺激してエネルギー代謝を促進することから、最近では肥満防止効果も注目されています。

生のトウガラシはカロテンやビタミンCも豊富なので肉や魚などのたんぱく質と組み合わせて食べると体力増強・生活習慣病の予防などが期待できるでしょう。(TEXT:料理サプリ編集部)
参考リンク
スパイスハーブ総合研究所

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