37歳は人生の分岐点ですって⁉~マガジンハウス担当者の今推し本『人生が思い通りになる37歳からの仕事と恋愛の教科書』

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こんにちは、マガジンハウスです。突然ですが、人生を変えたいと思ってませんか? そんな大げさな言い方じゃなくても、たとえば仕事面で今よりもうちょっと、という欲があったり、恋愛・結婚を含む人間関係やライフスタイルの現状に不満があったり……。もしあなたが30代なら、まだ十分にチャンスはあります! 今回は、そんな心強いアドバイス満載の本を書かれた曽根原容子さんにお話を伺うことができました~。

――――曽根原さん、初めまして。あの……この本……“37歳から”とありますが、その年齢を超えてしまった人でも……よ、読んでいいんでしょうか?

曽根原 「もちろんです!(笑) 40代の方でも、気付いた時から実践すれば大丈夫。ただ、40歳を過ぎるとどうしてもプライドが邪魔をして自分を変えづらくなるのでその点は注意です。働く女性を応援したいという私自身の経験をふまえて書いたので、主に若い女性へ向けた内容になっていますが、男性でも役立つと思いますよ」

――――確かに、男性主体の会議での発言の仕方や男の嫉妬のかわし方などは、男性相手に仕事をする人すべてに有益なお話ですよね。あ、あとスマートな会食術も!

曽根原 「ただ、この本にも書いた“お金の使い方”については、できるだけ若いうちに気付いたほうがいいんですよね……。貯金もできますし、上手な散財もできますから」

――――海外旅行やお洒落など、若い頃ならではの意味がある出費ですね。ところで、曽根原さんは、あの『スリムビューティハウス』のトップ営業社員から、今は総合美容学校『静岡ビューティカレッジ』を経営されてらっしゃる、いわゆるスーパーワーキングウーマンですよね。本書の見出しも、「40代平社員なんてありえない!」とか「こんな37歳は転職できない」とか、ちょっと厳しめなことが並んでいたので緊張してましたが、お会いするととても柔和な方でほっとしました(笑)。

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優しくてちょっとお茶目な曽根原さん。12歳のお嬢さんとハワイに行くのが目下の楽しみだそう。

曽根原 「そうですか? でも私自身はよく“怖そう”って言われてるんですよ(笑)」

――――それ、本にも書かれてましたけど、そんなことないですよ。でも、「私に厳しい側面を見ている人が多いということは、私に厳しいことを言ってもらいたいと思っている人が多いということ」という部分にはハッとしました。普通は、怖そうと言われたら嘘でも優しそうにふるまっちゃいそうなのに……。

曽根原 「周囲が私に対して持っている期待通りに演じることも、サービス精神だと思うんですよ。ある程度、相手に合わせるわけですから」

――――そういうお話を伺っていると、根っからの営業エキスパートなのかと思ったのですが、スタートは違ったんですね。

曽根原 「はい、私は鍼灸師の資格を持っていたため、鍼灸治療院が前身である『スリムビューティハウス』に入社したんです。そこで接客や営業をやっていくうちに……」

――――営業が天職だと思われた?

曽根原 「結果的には向いていたのでしょうけど、当時は若かったので、褒められたり評価されることが純粋に嬉しくて頑張ったんです」

――――では元々は美容やエステティックの世界にご興味が?

曽根原 「それもちょっと違うんです(笑)。ここだけの話、私の母が鍼灸師でして、高校三年生だった私が進路にビジョンを持っていなかったため、“鍼灸の資格を取る専門学校なら進学してもいい”と言ってきて。特に強い意志を持っていたわけでもなく、なりゆきで選んだ職業だったんですよ」

――――そうだったんですか! そう考えると、どんな業種・職種でも、初めから“自分には向いていない”って排除するのはもったいないですね。

曽根原 「本書の転職・起業の項にも書きましたが、好きな分野と得意分野は違ったりしますからね。私も、エステティックのトリートメントを受けるのは苦手で(笑)。でも、そのおかげで、趣味や主観ではなく、お客様の視点に立ってサロン経営ができているんだと思います」

――――耳が痛いです! 「好きなことじゃないと一生懸命になれないゼ」なんて青いこと言っていたあの頃の自分に聞かせたいですね!

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曽根原さん、ためになるお話、どうもありがとうございました!(写真・中島慶子)

今週の推し本

『人生が思い通りになる37歳からの仕事と恋愛の教科書』
曽根原容子 著
ページ数:240頁
ISBN:9784838727872
定価:1404円 (税込)
発売:2015.09.10
ジャンル:ビジネス
[http://magazineworld.jp/books/paper/2787/]

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