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補聴器もスマート化! ワイヤレス補聴器「Halo」は電話も聞き取れる

スマートフォン本体やアプリと連動したさまざまなガジェットが登場するなか、特に熱い視線を集めている分野といえば、ヘルスケア。難聴症状を抱える人に向けた補聴器もそのひとつだ。

アメリカの補聴器メーカー「Starkey(スターキー)」が、iPhoneなどのスマホやタブレットPCと連携できる、スマートワイヤレス補聴器「Halo(ヘイロー)」を開発。2015年5月からは、シリーズ最新型となる耳かけ型のBTE13タイプが発売されている。

Haloの最大の特徴は、多くのワイヤレス補聴器が必要とする中継機器を介することなく、Bluetoothを用いてダイレクトにスマホと連携できるところ。それにより、専用アプリを使い、操作や調整が簡単にできるようになった。

スターキージャパンのマーケティングコーディネーターである窪寺正信さんによると、「iPhone 4s以降、Bluetooth4.0が採用されることによって、満足する音質を実現できるようになりました。シリコンマイクを使用することで、ハード面でも革新的に良くなっています」と言う。また、これまで2、3日間だった電池の容量も、8日間へと大幅に改善されているのだ。

聞こえやすさや音質をアプリで感覚的に操作

開発にあたるうえで気を配ったというのが、アプリ「TruLink Hearing Control」のユーザーインターフェイス。「日本は補聴器に対して後進国」(窪寺さん)と言うように、難聴症状の自覚者が欧米と同比率にもかかわらず、日本では補聴器の使用率や満足度が半分以下(2012年日本補聴器工業会調べ)というのが現状だ。

そんな背景から、「誰でも操作しやすく、今まで補聴器に手が届かなかった若い方にも使ってもらえるような製品を目指しました」と窪寺さん。実際にアプリを使ってみると、「低音・高音」がX軸、「大きい・小さい」がY軸のシンプルなグラフ状の画面で、補聴器を使いながら音質や音量の調整ができるようになっている。

通常のデジタル補聴器では、専門家の細かい調整を行う必要があるが、Haloでは、音楽を聴く際に自分好みの音にしたり、レストランやスタジアムなどのにぎやかな場所で、会話に必要のない雑音を軽減したりすることが、手元のスマホの操作で可能なのだ。

また、スマホをワイヤレスマイク代わりにして、席が離れた人の発言を聞き取ることができるほか、録音機能も搭載している。

電話が聞き取れるようになった

実際の利用者の声はどうだろうか? 「何より、自分に自信が持てるようになりました」と話すのは、自身も両耳の聴力が100dBと、重度の難聴だというスターキージャパン教育部の西川愛理さん。

Haloを使ってからの変化を尋ねると、「これまでは恥ずかしさもあって髪型をロングヘアにしていたのですが、Haloは小さく目立たないので、20年ぶりくらいにベリーショートにしました」と笑顔で語る。

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