物流業界に革新の一歩! 世界初、倉庫作業の専門ロボットを日立製作所が開発

access_time create folderデジタル・IT

hitachi_1

労働現場におけるロボットの活用。それを実現すべく、各企業も開発と研究を重ねている。

日立製作所が発表したのは、物流倉庫での集品作業を行う、世界初の自律移動型双腕ロボット制御技術。

多品種少量の商品を扱う倉庫において、人手に頼らず、作業の完全自動化をめざす。

・スムーズな動作で人間と同じ作業を実行

hitachi_2

ロボットとはいえ、その動きはかなり滑らか。

2本のアームを使って、巧みな動作で倉庫内のあらゆる作業をこなしていく。

制御技術によって、移動しながら目的の商品を見つけたり、1本のアームでは取り出せない商品を2本のアームで取り出すなど、人と同様の集品作業が可能だ。

ロボットにはアームの他、走行台車・昇降台など複数の機構が備わっている。これらをスムーズに動かすために、各機構が動作する際の適切なタイミングを事前に定義し、少ない通信量で効率的に連携できるよう設計。人間同様柔軟に、素早く動けるのは、そのためだ。

・商品化は数年後!?現在鋭意開発中

導入が実現すれば、人的作業が軽減されるばかりでなく、人手不足も解消され、大幅なコスト削減も見込まれる。

実用化はまだ先だが、数年後を目処に、今後も研究を進めて行く予定。尚、成果の一部は、8月26日~28日に、アイルランドで開催された国際会議「Irish Machine Vision & Image Processing」でも発表されている。

日立グループ ニュースリリース

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. 物流業界に革新の一歩! 世界初、倉庫作業の専門ロボットを日立製作所が開発
access_time create folderデジタル・IT
local_offer
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。