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高収入の女性はなぜ結婚しない? 仕事熱心なのか、「妻など御免」なのか

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9月1日のニューズウィーク日本版が「生涯未婚率は職業によってこんなに違う」と題した記事を掲載して、ネットで話題となっている。筆者は武蔵野大学講師の舞田敏彦氏。総務省の「就業構造基本調査」(2012年)を基に「生涯未婚率」の傾向を分析している。

舞田氏は40代後半から50歳前半の職業別(正規雇用)未婚率を、男女でクロス集計。仕事へのコミットメントの度合いが高く、生活も不規則な音楽家・舞台芸術家や著述家・記者・編集者などでは、男女とも未婚率が高いと指摘。逆に職場結婚が多い教員は、男女とも未婚率が低いと分析している。
「生涯未婚率」が最も低い女性は年収200万円未満の層

IT業界で働く人も多いネットユーザーからは、「情報処理技術者」の生涯未婚率に注目が集まった。特に女性の情報処理技術者の未婚率は、音楽家・舞台芸術家を上回り50%を超えており、「男性不信になってしまうとかなの?」といぶかしがる意見も見られた。

さらに読者の注目を集めたのは、年収別の未婚率のグラフだ。男性では年収が低いほど未婚率が高く、年収200万円未満だと40%もの人が結婚せずに生涯を終える。そして年収が上がるほど右肩下がりで低くなり、年収1000万円以上では5%未満となる。

ところが女性の傾向は、ほぼ真逆だ。生涯未婚率が最も低いのは年収200万円未満の層で10%未満。年収300~900万円までは20~25%で横ばいだが、年収1000万円以上になると40%に跳ね上がっている。

舞田氏は「(女性が)あまり稼ぐと敬遠されるのかもしれない」とし、男性が一家を養うべしという「旧来のジェンダー観がいまだに根強いことが見えてくる」と指摘したが、ネットの読者からは異なった視点からの意見もある。

「収入が高い女性は結婚を嫌う? 違います。結婚を無視して働かないと年収が高くならないのです」

高収入の女性だけが「旧来のジェンダー」に抵抗できる?

能力のある女性が自分のキャリアをある程度追求しようとすると、ハードワークを余儀なくされ、結婚する余裕がなくなるという意味のようだ。同様に「ジェンダーという問題より、稼げるまで頑張ってるうちに婚期逃す方が大きい気がする」というコメントもある。

また、高収入の女性が男性から敬遠されるという舞田氏の指摘に対し、そうではなく「女の方が自分より収入の低い男を結婚対象として見ないからだ」と反論する人もいた。確かにいまどきの男性なら、意地よりも実益を重視するかもしれない。

舞田氏の「旧来のジェンダー観が根強い」という指摘に対しても、異論を述べる人がいた。

「むしろ主体的に『(現状の社会通念における)妻役割など御免』と考えた結果と見るほうがいいのではないか」

ネットには「男性の収入ばかり当てにする女性」に対する非難も見られるが、高収入女性の行動の裏には「結婚後の家事も育児も介護も、ぜんぶ女性に押し付ける男性」という旧来のジェンダーに対する嫌気があるのかもしれない。

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