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歯を磨くベストタイミングはいつ?

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 あなたは、朝食を食べた後に歯を磨いていませんか?ある調査では、日本人の80%の人が朝食のあとに歯を磨いているそうですが、専門家によると、食後は歯磨きに最も適さないタイミングだといいます。それどころか、起床後に歯を磨かずに飲食をすると、大量の細菌を一緒に飲み込む事になり、心臓病や糖尿病を引き起こすリスク要因にもなるのだとか。

 『長生きする人は唾液が多い』(フォレスト出版/刊、本田俊一/著)では、口臭治療を専門とした歯科医師が、日本人の多くの人が間違っている歯磨きの方法について指摘しています。

 歯磨きをする理由は、虫歯や歯周病といった病気を予防するために、口腔内の細菌を取り除くことです。つまり、口の中の菌が最も多いときにきちんと歯を磨くことが大事なのです。細菌の塊である「歯垢」は睡眠中に作られるので、起床直後が最も多く存在します。歯垢1グラム中には1000億個以上の菌が生息していますから、歯を磨かずに飲食をすることは、数十グラムの糞便を溶かした溶液と変わらないものを一緒に飲み込んでいる計算になるのです。

 食事をしたら歯を磨いてすっきりしたいという人は多いでしょう。しかし、食後は1日のうちでも最も菌が少なく、歯磨きをするタイミングとしては良くないです。食後は口の中が酸性に傾き、歯が溶けやすい状態になっているため、唾液を出して中和する必要があります。ここで歯磨きをしてしまうと、唾液を外に流してしまうので中和作用が働かなくなり、かえって虫歯リスクを高めてしまうのです。

 ではどうすればよいのでしょうか。著者はこのようにすすめています。

・食べた後には歯を磨かない
 食後は、酸性に傾いた口内を中和するために唾液の分泌を促すことが大事です。歯を磨いてしまうと、唾液を外に流してしまうので注意!

・飲食後はガムを噛む
 ガムやタブレットを口に入れることで唾液の分泌を促し、食べカスを取り除く洗浄効果と、酸性に傾いた口内を中和する効果があります。

・飲食はダラダラしないで、少なくとも1時間以上のインターバルを置く
 ダラダラ飲食をしていると、酸性化した口内を中和したり、溶けた歯や虫歯の修復時間が足りなくなるため、少なくとも1時間以上のインターバルを置くのがよいのです。

・就寝前には歯を磨く
 寝ている間は唾液の分泌が減り、口内の修復作用は機能しなくなります。寝る前少なくとも1時間前からは口の中の酸性化を促す飲食を控え、就寝前には磨いておくようにします。

 いかがでしょうか。口内の健康を保つには、歯磨きと同じくらい「唾液」の活用が大事なことが分かると思います。『長生きする人は唾液が多い』は、歯磨きに限らず、唾液がもたらす驚くべき効果・効能について書かれています。これから体調を崩しやすい夏がやってきますが、身近な「唾液」を活用した健康法を教えてくれる本書は体調管理をするうえでの参考になるでしょう。
(新刊JP編集部)


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