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PL学園野球部の3年生 後輩の練習手伝い審判も買って出る

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 甲子園春夏7度制覇、通算96勝を誇りながら廃部の危機に瀕するPL学園野球部。新チームとしてスタートを切った2年生はわずか12人。ノンフィクションライター・柳川悠二氏が、今のPL野球部の様子をレポートする。

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 甲子園に出場できなかった3年生は例年、8月1日に開催される教祖祭PL花火芸術、いわゆるPL花火大会の翌日、花火会場であるゴルフ場に落ちた燃えカスを拾って回る。
 
 甲子園に出場すれば免除されるこの“ガラ拾い”は、部員にとっては屈辱的なことだった。今年の3年生は、8月2日のガラ拾いを終えて、解散となった。一部の3年生はその後もグラウンドに来て2年生の練習を手伝い、練習試合では審判を買って出て新チームの船出を助けた。
 
 この夏まで指導していた深瀬猛氏(立浪和義らと同級生)と明石俊二コーチは退任し、新チームでは教団教師である千葉智哉コーチひとりが技術指導を担当する。
 
 筆者はこれまで『週刊ポスト』誌上で、教団が野球部の廃部を目論むのは、御木貴日止3代教主の美智代夫人の意向であることに加え、学園および教団の財政難が背景にあると報じてきた。
 
 現役在校生であるA君(3年生。この夏引退するまで野球部で主力だった)も、学園の退廃を実感する。2、3年生は一学年3クラス、今年の春に入学した1年生は2クラスしかない。もはや甲子園の名物だった人文字も描きようがない。
 
「もともとの信者ではない一般の生徒は、野球部と剣道部の選手ぐらい。野球部の募集を停止したら、生徒数が激減するのは当然です。ここまで来ると母校がなくなるかもと思ってしまうし、寂しい気持ちになります」(A君)

※週刊ポスト2015年9月11日号


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