「スモモも桃も桃のうち」は嘘だった!

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「すもももももももものうち」
さあ、早口で言えますか? 日本で生まれ育った人なら誰しも聞いたことがある言葉遊びですが、実はこの内容は正確にいうと間違い。すももは「桃のうち」ではなく、実は桃とは異なる、バラ科の別の植物なのです。

日本すもも=プラム、西洋すもも=プルーン

すももは大きく分けて2種類があります。ひとつは、中国原産の日本すもも。今では「プラム」という名前のほうが一般的でしょう。果汁が多くさっぱりした甘味と酸味があるため、生食はもちろんジャムなどに加工してもおいしく食べられます。桃より一回り小さく、ころんと丸い形が一般的。日本で昔から食べられているおなじみの「すもも」はこちらです。

そしてもうひとつは、コーカサス原産の西洋すもも。こちらもいまや「プルーン」という名前で呼ばれるほうが普通でしょう。甘味が強く、果肉がしまっていて食べやすいフルーツです。鉄分が多いことから、乾燥させたドライプルーンは貧血の特効薬として有名です。

すももは「桃のうち」ではないものの、プラムとプルーンはどちらも「すもものうち」と覚えておきましょう。

すももに含まれる栄養は?

甘味が強くとろける食感が持ち味の桃と比べると、プラムやプルーンはシャキッとした歯ざわりの果肉が爽やかな印象を与えます。プラムとプルーン、いずれもクエン酸やリンゴ酸が豊富で、肝機能を高める作用があります。そのほか、利尿をうながすカリウムをはじめ、ミネラル、造血に必要なビタミンB群も豊富。また、ペクチンなどの水溶性食物繊維もたっぷり含まれているので、便秘予防にも効果てきめんです。皮の部分に栄養成分が多く含まれているので、皮ごと食べるといいでしょう。

最近では多汁で爽やかな甘酸っぱさで人気の「大石プラム」、果肉まで濃い赤色でジャムにしてもおいしい「ソルダム」、果皮も果肉も淡黄の「白プラム」、黒紫色で酸味が強い「花螺李(ガラリ)」など、一口にすももといってもそれぞれに個性を持つ品種が増えています。いろんな品種を試して、自分好みの「すもも」を見つけてみてくださいね。(TEXT:料理サプリ編集部)

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