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1972年以前の曲の使用をめぐり、米大手ラジオ局が訴えられる

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 米三大ラジオ局運営会社のCBS Radio、iHeartMedia、Cumulusが、1972年以前の録音音源の不当使用をめぐる数百万ドルの訴訟をカリフォルニアとニューヨークで起こされた。ハリウッド・リポーターが報じている。

 アル・グリーンなどの音源を所有するABSエンターテインメントが起こした同訴訟は、エルヴィス・プレスリー、フランク・シナトラ、ザ・ビートルズなどの伝説的なミュージシャンたちの代理人になることを目的としている。国内最大の2つの州のラジオ局に対し、これらのアーティストの作品のオンエアと、ウェブサイトからのリンクを含む古い曲の使用中止を求めているのだ。

 同音源の所有者たちには慣例的にラジオ・エアプレイに関する支払いが行われてこなかったものの、最近まで、連邦の著作権保護の対象となる以前のレコーディング音源が法で守られるかも知れないと異議を唱える者はいなかった。

 これが変わったのは2013年8月だ。フロー&エディが起こしたザ・タートルズの集団訴訟において、使用料を支払わずに72年以前の楽曲を公に流すことは、横領、不正流用、不当競争を規定する州法に抵触すると理論づけたのだ。

 翌年、ザ・タートルズはSiriusXMラジオに同様の申し立てを行い勝訴。Pandoraをも訴えることになった。今では地上波ラジオ放送局も訴えられるようになった。

 大手レコード会社各社はそれぞれSiriusXMを訴え、2億1千万ドル(約250億円)の和解に至っている。今週、ソニー、ユニバーサル・ミュージック・グループ、ワーナーが、SiriusXMを相手どったザ・タートルズの集団訴訟から手を引いたものの、CBS、iHeartMedia、Cumulusを相手に訴訟を起こしたかどうかは不明だ。

 最新の訴訟は、一時的で暫定的かつ最終的には差し止め命令を求めるかなり激しいものだが、訴訟が速やかに中断する可能性は大いにある。なぜなら、72年以前の音源所有者に州法の定める公共パフォーマンス権利があるかどうかの重要な発端問題が、第2巡回控訴裁判所で扱われる予定だからだ。

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