ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

全財産725円で学校を設立?! 驚きの実話を映画化した『サムライフ』

DATE: BY:
  • ガジェット通信を≫
サムライフ

27歳、元高校教師。全財産725円。だけど「学校」作ります! 長野県・上田市という小さな街でで、社会を本気で変えようとした若者たちが歩んだ奇跡の実話を映画化。『サムライフ』のDVDが現在発売中です。

主演の三浦貴大さんをはじめ、松岡茉優さん、加治将樹さん、柾木玲弥さん、山本涼介さんという若手実力派が集結した本作。『シムソンズ』『しあわせのパン』『コドモ警察』等のヒット作品のプロデューサーを務めた森谷雄さんが初監督を務めています。今回は、森谷監督のインタビューを入手。原作作りかける想い、映画作りについて、ぜひご覧ください。

―原作を本屋で買って、原作者に連絡を直接取って、一週間後には会っていたそうですね。
 
森谷監督:著者に渋谷でいきなりお会いして、その時初めて僕の仕事の説明をしました。お会いする前に、先入観があるとよくないと思ってメールには書かなかったんでね。そこからクランクインするまで7年(笑)。長岡先生は、はちゃめちゃで、先のことを全然考えていないんだけど、やりたいことがあって、そのための計画なんて何もしていないのに、それがしたいということだけで邁進していく。それがすごいなって思って。みんないまは石橋を叩いて、叩いて、叩き割っちゃうほどの人が多い中、夢を実現させるために、とにかくやると。とにかく目標に向かって走っていくことは、すごく素晴しいなと思って。書かれていることに感化されましたね。

―クランクインするまで7年は短くなかったですよね。どうして7年もかかったのですか?
 
森谷監督:『サムライフ』は、3,000部しか世の中に出回っていなくて、7年間どうしてかかったかと言うと、理解をしてもらうまでに時間がかかった。結局、映画作りってテレビとは全然違って、テレビは月曜9時の50分間を埋めてくださいというと、そこはすでに東京ドームが用意されていて、そこで玉を投げればいいだけなんですけど、映画はどっかの河原で草をむしるところから始めないといけなくて、プレイする球場すら自分たちで作らないと、つまり場所ですよね。そうしないとお金も集まらないし、そこが大変でしたね。

―実話を映画化するにあたって気をつけた事は?
 
森谷監督:雪山で恩師の先生の亡霊に出会うシーンとか、そんなの原作にあるわけじゃないですけど、でも映画にする上では主人公の心がガクって落ち込む、でも立ち直る心に変わる瞬間というものが絶対、映画には必要なんですよね。それを最後のクライマックスに向けて、どうしてもつくらなければいけない時に、それは嘘なんだけれど、そこだけは映画としてのウソをつかせてほしいと。普段、プロデューサとして脚本家の及川(拓郎)さんと仕事をする時は、及川さんが書いたモノに自分では絶対に手を入れず、アイデアだけ言って。彼が書いたモノを監督に渡していましたが、今回は僕自身が監督なので、ラブレターの状態になりました(笑)。書いてきたモノに対して気になったセリフの語尾やシーンの組み換え、取捨選択などを自分でして戻すという、普段とは異なるスタイルでしたね。

―今回、映像特典もこだわったそうですね。収録の未公開シーンについて教えてください。
 
森谷監督:ハル役の岸井ゆきのちゃんと三浦君の病室のシーンを、実は丸ごとカットしていますが、それがすごくいいシーンで。明日開校式だから、わたしは大丈夫だから頑張って、みたいな。担当している子どもに背中を押されるシーンですが、実は、その後に来る奥さんが、別の意味で彼の背中を押すシーンもあって。そのシーンが並ぶことで、シーン同士が相殺されちゃうような気がしました。こういう男が存在している背景に、奥さんの存在は大きいですからね。

―重要なシーンの背景に、別のシーンがあったとは驚きです。
 
森谷監督:一方でハルのシーンでは彼女が先生と出会ったことで、窓を自分で開けるところまで前進するシーンがありますが、そのシーンは僕が現場で加えました。それがあったので、そっちをいかして、病室のシーンはオミットして。奥さんに背中を押されるシーンを軸に編集したので、すごく涙を呑んで切ったシーンです。なので、今回日の目を見ることは、すごくありがたいですね。

『サムライフ』発売中

【ブルーレイ】¥5,000+税
【DVD】¥4,000+税

【特典映像】(予定)
●未公開シーン●メイキング●舞台挨拶
【封入特典】(予定)
ブックレット

http://samulife.ponycanyon.co.jp/

(C) 2015 「サムライフ」製作委員会

藤本エリの記事一覧をみる ▶

記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。