仏EHCI研究所がiPad2上で動作する立体視を発表! しかし過去の技術だった

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アッタコレダ

仏EHCI研究所のJeremie Francone氏とLaurence Nigay氏がiPad2で動作する裸眼視2D表示技術を発表したそうです。この3D技術はカメラを組み合わせたもの。フェイストラッキング技術をご存じでしょうか。顔と認識するものを追跡する昨今のデジカメには大抵搭載されている機能です。それの応用で前面カメラで顔を認識させ顔を動かすとiPad2上の画面を会わせて動く仕組みになっているようです。

デモもYouTubeに公開されているので実際に見ることができるます。

しかしこの技術は過去に既に商品化されているものだったんですね。プラットフォームは異なりますが、『ニンテンドーDSi』のDSiWareタイトル、『アッタコレダ』がそれに該当します。任天堂が3D技術の一環として開発したと噂される作品です。500円と安かったので記者も発売日に買って遊んだ記憶があります。
これも全く同じ技術で『ニンテンドーDSi』の前面カメラで顔を認識させ、それを追跡するかのように画面が動き奥行き感を演出します。

ただこの手法は暗いところで動作しにくいという難点があるほか、前面に(追跡専用)カメラがあることが前提になってしまいます。そこで任天堂は裸眼液晶を採用したと思われます。

結論から言うと今回発表された、iPad2の3D技術も『アッタコレダ』も全く同じ技術です。

では更に過去にさかのぼりましょう。

すると前面カメラではなくWiiリモコンと専用のサングラスを使いヘッドトラッキングさせているデモがありました。Wiiリモコンをテレビの前に置きサングラスを掛けます。このサングラスはWiiのセンサーバーの役割を果たします。つまりサングラスを掛けた状態で動くと3Dに見えるというわけです。これも当時話題になった技術です。

そのほかの方法としてメジャーなのが加速度センサーによる3D技術です。iPhoneアプリの『HoloToy』などがそれに該当し、実際にiPhoneを動かしていろんな角度から眺めて遊ぶことができます。
加速度センサーの場合は上記2つと異なりユーザーの手により3Dの角度を変化させます。つまりユーザーの視点の位置は関係してきません。上記2つのiPad2およびアッタコレダと、Wiiリモコンの技術はユーザーの視点の位置が関係してきます。これによりさらに平面なのに関わらずより3Dだと感じさせているんですね。

まだまだ3Dは研究されている技術でこれだと言う決定打的な物が見つからないのでしょう。
立体ホログラムの時代はいつ来るのか……。

iPad2で3D技術(YouTube)
Wiiリモコンで3D技術(YouTube)
http://youtu.be/Jd3-eiid-Uw
アッタコレダ
http://www.nintendo.co.jp/ds/dsiware/krgj/

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ソル

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