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世話になった友人に全財産を渡すという遺言は認められる?

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Q.

 Yさんは、生前体に不自由を抱え、年の近い友人Bさんに大変世話になりました。一方、唯一の身内である息子Aとは疎遠でした。そこでYさんは、「世話になった友人Bに全財産を譲る」という遺言を残して亡くなりました。

 さてYさんの遺言は認められるでしょうか?

(1)Yさんの遺志が尊重され認められる
(2)Yさんの遺志は尊重されるものの、Aにも一定程度遺産を譲り受ける権利がある

A.

正解(2)Yさんの遺志は尊重されるものの、Aにも一定程度遺産を譲り受ける権利がある

 どのような遺言をするかは、個人の自由です。したがって、自らの財産を全額友人に譲り渡すという内容も可能ではあります。
 しかしながら、家族には遺産に対する期待があり、法律もこれを保護しています。遺贈や生前贈与をしても、一定範囲の法定相続人は被相続人の財産のうちで一定割合を自己のために確保することができます。これを遺留分と呼びます。

 法律上は、配偶者、子(または代襲相続人)が相続人の場合には被相続人の財産の1/2の遺留分が、尊属だけが相続人の場合は被相続人の財産の1/3の遺留分が認められます(民法1028条)。
 各人の遺留分は、法定相続人全体の遺留分を法定相続分で分けた割合となります(民法1044条)。

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世話になった友人に全財産を渡すという遺言は認められる?

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