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完全ハンドメイド!美しい「地球儀」をつくる工房に潜入

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北ロンドンのストーク・ニューイントンにある小さな工房「Belleby & Co.Globemakers」。ここは、完全ハンドメイドで地球儀を製作するメーカーです。そして、この会社のCEOであるPeter Bellerby氏は自他ともに認める“凝り性”だとか。

「80歳になる父への誕生日プレゼントに地球儀を探していたんです。だけど、大量生産されたものばかりで、ちっともいいのが見つからなかった。それで、予算があれば自分で作ろうと思ったんです」

なんと、Peter氏、自分の好みの地球儀が見つからず、結果、自作の地球儀作りを開始したそうです。試作品を製作していくうちに、球体の地図に魅了され、ついには、工房までを構えてしまいました。

軌道に乗るのに最も苦労したのが、マップのライセンス取得とその修正だったとPeter氏。どんなに精巧な地図でも、地名の表記やスペルに誤りがあるんだとか。ひとつひとつ確かめては直しの作業を一日に6時間かけ、それでも丸々1年は、この修正作業に費やしたと言います。

正確な球体を造り出すための鋳型にもこだわり、数十社の鋳物業者に依頼。それでも納得がいかず、最後は、F1のパーツを製作するメーカーに発注、ようやく首を縦に振れる鋳型ができたそうです。

球体に緻密な地図が描かれた紙を貼りつけていく作業(ゲーリング)をマスターするのに、毎日やっても1年以上はかかるんだとか。「さらに難しいのが半分ずつの地球儀のパイを合わせる作業です」とPeter氏。

寸分の狂いなく、ミリ単位で手塗りのシートを球体に貼っていきます。

Peter氏の地球儀は、ハリウッド映画の小道具として、しばしば登場しているそう。英国営放送(BBC)は、“若き大御所”として彼のこだわりを紹介。ついには、王立地理学研究会からの支援を得ることに成功し、ロンドン発の新たなクラフトワークとして注目を集めています。
老舗高級百貨店「ハロッズ」をはじめ、高級品を取り扱う店舗が集中する地区ナイツブリッジのショーウィンドウで、Peter氏の地球儀を目にすることもあるはず。

Google Earthのような、マッピングしたり、建物に近寄ったり(3Dとはいえ)できる機能があると、もう地球儀をクルクルと手で回して、見果てぬ海の向こうに思いを馳せる機会は、少なくなってしまったでしょう。だけど、こうした新しい地図の形式がいくら登場しても、地球儀の持つ美しさはまた別物。

ちなみに、公式サイトから購入可能なスタンダードタイプ(直径22センチ)は、お値段999ポンド(約18万円)。完全ハンドメイドと思えば、決して高くはない!?

Licensed material used with permission by Globemakers

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