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200日間、買い物をやめた女性「気づいた7つのコト」

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「モノに溢れた豊かさは、本当の意味での幸せではない」。父の死を乗り越えるため、自分への試練を課したライターAssya Barrette氏。200日の経験から学んだことを「Collective-Evolution」にまとめました。物質主義へのカウンターとなる、彼女の意見は、ミニマルな未来型のライフスタイル提案でもあります。

数ヶ月前、父が亡くなり、私は人生最悪の経験をした。ガンが奪い去っていったのは、父の魂と私の一部。父の死を受け入れられない私に、たくさんの辛い経験が次から次へと襲ってきた。そのひとつが、静かに喪に服せないことだ。
この社会において、人の死をただ悼むことなんてできない。だって、私たちは働かなければならないから。溜まった書類の山、仕事先への連絡、様々なデータ処理。ようやくすべてが片付いたと思ったら、今度は父のアパートの整理が待っていた。
まさか、これが最も辛い仕事だなんて、当時の私は知る由もなかった。父の遺品を整理しながら、ひとつひとつのモノに、父の残り香を探してしまう。整理すべきものは山のようにあるというのに…。

一人暮らしの小さなアパートにある、彼の一生分の品々を整理するのに何週間もかかった。キッチン雑貨、服、家具、オフィス用品、あるものは売却し、リサイクルに回し、そして寄付をした。この時、同時に私もこれまで積み重ねてきた、ありきたりの人生を捨てようと決意した。
時間、お金、努力これらを得るために、あまりにも多くのものが投資される。ただ、捨てるのが大変なだけなのに。そして、次の世代のための地球を、やすやすと破壊しようとしている。ほとんど使いもしないモノや、本当に必要ではないモノにお金をかけて。それはすべて短い人生を楽しむためだけに。

もう、それを止めにしよう。終わりにしよう!そこで、私は200日間に渡って、一切新しいものを買わずに生活することを自分に課した。
それなりに安定した収入があったから、買い物にルールを決めたこともない。少しくらい値が張ろうが、「買わない理由はない」と浪費だって経験している。そんな私に果たして、このチャレンジが成功するだろうか?
結果は…この自分への賭けに私は勝った。食料品、薬そして洗面用品。いわゆる日用品以外、リサイクルショップで借りたり、単純に新しいものを手に入れずに過ごすことが私たちにはできる。この経験から私が学んだことを、あなたにも共有したい。

01.
この世はモノで
溢れかえっている

リサイクルショップ、オンライン広告、Facebookの中古品販売グループを見てみれば、人間が作り出した品々のあまりの多さにショックを受けた。服、家具、食器、フライパン、ステッキ…。私が想像する限りのすべてのモノ。これら日々、捨てられる一方で、もっとたくさんの新商品が生産されている。もう、これ以上何が必要というのだろう。

02.
我々は、単純な衝動で
モノを買ってしまう

リサイクルショップに出かけてみると、新品の商品の多さに驚くはずだ。未使用品、値札や元のパッケージのままのもの、新しい香りのキャンドルや、一度も袖を通していない洋服までもが中古品として、店の棚に溢れているのだから。もはや、買い物とは、必要に迫られてするものではないらしい。目的がなくても、その時の感情次第で、ただの衝動で買ってしまう。それだけのものなのかもしれない。

03.
人々のなかに中古品への
負のイメージがある

この経験をブログに書いたところ、特に衛生面についての興味深いフィードバックがたくさん寄せられた。「中古の服や家具を購入することは不潔で時代遅れ」だと感じている人が多いようだ。どう考えてもバカげているとしか思えない。だって、喜んでリサイクルショップに寄付しているのは、当の本人たちではないか?
ひとたび自分の元を離れれば、もう他人の垢が付着した汚らしいものになる?貧しい人には十分でも、彼らにはそうではないらしい。

04.
まだ使えるのに…
捨てられるモノが多すぎる

この200日の間に私が学んだ、最も必要ないこと。それは、欲しいものを得るためには、大型店舗に行かなければいけないという迷信だ。近所のリサイクルショップで、ほとんど必要なモノは用が足りてしまう。この社会では、多くのモノが廃棄され、ものすごく安価に(ときに無料で)モノをくれる人が、たくさんいる。

05.
目新しさにこだわらなければ
高額な商品など、ほどんどない

私の銀行口座は、この200日間で確かに一休みできた。中古品はかなりのディスカウントで手に入るし、品質が劣ると感じたこともなかった。

06.
作り手・売り手の顔が見えて
はじめて払うお金にも
価値が生まれる

個人の中古販売広告を見つけて、買い物をする時は特に、多くのサプライヤーは、正直で親切だと気づいた。彼らはきちんと、使用可能な品物だけを売っていて、購入価格の一部にしたいと思っている普通の人だ。顔のない企業ではなく、私と同じような人間にお金を払うことは、とても有意義で気分がよかった。

07.
本当に必要なモノは
人生にそれほど多くない

もちろん、すべてのモノがリサイクルとして手に入る訳ではない。どんなに流通しているものであっても、それを所有している人を見つけ出し、譲ってもらうよう交渉するのは、現実的なことではない。その時の衝動に反して、買わないよう強制されると、何も変わらないことに驚いた。健康、幸せ、平穏、多くのものは「あったらいいな」というくらいで、本当に必要なモノなんて、人間が生活していくうえで限られいるのだ。

私の200日間は、持続可能性のある生活と、ミニマリズムを体験することが目的ではなく「人生を変える旅」にしたいと思っていた。
誰かの死に直面した時、私たちはそれを乗り越え、日常へと戻っていかなければいけない。父の死よりも悪いことは、その経験を通じて、自分自身が何も変われないことだと悟った。
その経験を通し、自分を深く考え変えるためのものにしたかったのだ。しかし、私は今も“乗り越える”ことはできていない。父の死は、私の言葉、行動、精神に日々、何がしかの影響を与え続けているから。

この記事を見てくれたことで、あなたが何か少しでも変わってくれたら嬉しい。洋服を買うとき、リサイクルショップを覗いてみるとか、あなたなりの200日チャレンジを始めてみるとか。少なくとも、新しいモノを買うときの考え方が変わってくれたらと、願うばかりだ。

Licensed material used with permission by Assya Barrette via  Collective-Evolution

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