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医学界が注目する「断食」の意外な効能3選。ガン細胞の消滅まで!?

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ファスティングやプチ断食など、食事を抜く健康法。その真の目的は、細胞単位で起きている再生化にあるようです。
医学界の臨床研究で明かされてきた、断食の医学的効果をArjun Walia氏が「Collective-Evolution」で記事にしました。ダイエット効果ばかりに目が行きがちですが、もっと大きな利点がありそう!

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ここ数年、古代からの健康習慣が見直され、現代生活においても有効であることが証明されています。最近、「Collectibe-Evolution」で掲載された瞑想についての記事の中で「瞑想時、脳内で何が起きているか」を神経科学で解明されるようになったことが紹介されました。
南カリフォルニア大学の研究チームによる調査結果で明らかになったことがあります。それは「臓器や体内の免疫システムが、幹細胞ベースで再生される」というもので、医学界における新発見として注目されています。
この研究で分かったことは、長期的に断食を繰り返すと、体内では損傷した免疫が保護され、自然再生を誘発するということを示しています。この結果により、研究者たちは、「断食」することで、休止していた幹細胞が自己再生を始める引き金になると結論付けました。

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化学療法を用いてガン治療を受けている、実際の患者を対象にした臨床実験では、患者らが長期間、食事が摂れないでいる間に、大幅に白血球が低下していることが判明しました。同じ実験をマウスで行ったところ、空腹時の「再生サイクル」は、血液や免疫組織を生成する際のベースとなる、造血管細胞の伝達経路に変化が起きることが判明したそうです。

「我々は、造血系の幹細胞ベースの再生を促進するうえで、断食が、このような顕著な効果を有しているとは、予測できませんでした。
空腹状態にあると、人間の身体は消費エネルギーを節約しようとします。そのひとつが、免疫細胞をリサイクルさせることなのです。特に、それが破損しているものであれば尚のこと。
今回の実験を通して、食事を摂らないことで白血球数が減少することを発見できました。そして、再び食事をした時、血液細胞は元に戻ろうとすることも明らかになってきました」
Valter Longo研究責任者

絶食により大きく白血球数が減ると、新たな免疫系細胞の再生を引き起こします。さらに重要なことは、断食が、老化や腫瘍の進行、さらにはガンに関与していると言われるPKA酵素を減少させること。注目すべきは、化学療法を受ける前に72時間に渡り断食を実施した患者たちへの臨床試験でも、絶食をすることで、毒性の物質からも保護する効果が見られたことです。

「化学療法は、免疫組織に深刻な副作用をもたらす可能性もありました。でも、この研究結果は、絶食することで化学療法の有害な影響を軽減することを示唆しています」
Tanya Dorff共同研究者

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断食は、アーユルヴェーダや仏教思想まで、古代より多くの文化に組み込まれている伝統。これを飢餓と混同してはいけません。それは抑制するための手順であり、食の知覚体験であると同時に、あなたが普段から正しく食と向き合っているかを確認するためのものでもあります。
ちなみに、私が断食をする際は、通常口にするものは水だけにします。ほとんど8年近く実践してきましたが、断食の後はいつも、エネルギーで満たされ、とても気分がよくなりますよ。

ここからは、断食のさらなる研究成果を紹介していきます。

01.
脳疾患を予防できる

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米ボルチモアにある、老化専門研究機関「National Institute on Aging」の研究において、週に1〜2日の断食は、アルツハイマー病やパーキンソン病の影響を防ぐことができるという証拠を発見したそうです。研究はまた、1日の摂取カロリーを500カロリー以下に抑える日を週に2日設けると、「脳の働きに明確に効果がある」という結論を出しています。

02.
慢性疾患のリスクを軽減

24時間の断食を定期的に行うことで、「心臓病や糖尿病のリスクを軽減できる」という見方もあります。
ある研究では、断食することで代謝がスピードアップして、空腹時の脂肪燃焼に関わる、成長ホルモンに重要な高揚感を解き放つことができるそう。脂肪がこぼれ、心臓病や糖尿病といった慢性疾患のリスクを軽減することが認められ、これらの疾患の治療に医師も断食を検討し始めているようです。

03.
ガン細胞の自然消滅を促す

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老化研究の科学誌が伝える内容によると、ガン患者への治療に化学療法を用いず、断食を選んだ患者たちは、副作用が少なかったようです。これまでに実施されたすべての試験は、絶食が生存率を高め、腫瘍自体の成長を遅らせ、広がりを制限することも示唆しています。

「National Institute on Aging」はまた、ガン治療に対する絶食の効果を証明するため、乳ガンの詳細な研究に取り組んでいます。断食の結果、ガン細胞は新しいタンパク質を生成し、それを成長させ、分割し続けようとしていました。このステップから分かったこと。それは、ガンを促進させる「フリーラジカル」分子が傷つけられると、ガン細胞自身のDNAも破壊されていくということ。言うなれば、自然消滅です。
断食期間が過ぎるとガン細胞は、生き残ろうと必死に血液中に欠けているもののすべてを交換しようとしたにも関わらず、それができませんでした。代わりにそれらを自ら生成しようとし、結果的に自身の破壊を引き起こしていたのです。

繰り返しますが、これを試す前に自分自身で調査をしてください。もしも、興味があればより深く自分でリサーチすることが大切です。

Licensed material used with permission by Arjun Walia via Collective-Evolution

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