ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

旅に出るとき、背負う荷物に後ろ向きな気持ちが詰まっていてもいい

DATE:
  • ガジェット通信を≫

Photo credit:MORI SHIZUKU「3泊4日のイタリア・ローマの旅~ふたつの美術館と世界遺産を観光して~

TRiPORTライターのYOKOです。
飛行機内で涙を流している人は、少なくないそうです。利用者の中には余暇の楽しみやビジネス目的ではなく、長期間の別れや新天地での生活に対する様々な想いを抱えて搭乗する人もいることは、容易に想像できますよね。

ところで、「楽しくなければ旅ではない」のでしょうか? 筆者は、旅は楽しいだけのものでもなく、旅行中必ずしも前向きに過ごす必要もないと思っています。ときには負の感情を背負い、少しだけ後ろ向きになってもいいのではないかと思うのです。今回は筆者自身の経験を踏まえて、「後ろ向きの旅でもいい理由」について考えてみました。

遠く離れた日本でもトラブルはある

旅にトラブルはつきものと言いますが、筆者の場合は海外旅行中かなりの確率で日本で何かが起こります。Wi-Fi環境の整備が進み、異国でもインターネットが利用できる機会が増えました。そのようなこともあり、国内にいるときとそれほど変わらずコミュニケーションが取れてしまうせいなのかもしれませんが、頻繁にトラブルが起きるようになりました。

筆者の場合は、仕事のトラブルも友人とのトラブルも、全て楽しいはずの海外旅行中にまで起きました。近い知り合いが「心配をかけないように」と内緒で入院していたことが帰りの飛行機に乗る前に判明したこともあります。

「旅行中なのに…」と思えばそれだけですが、旅行中だから気持ちを切り替えるアイテムや環境がそこにありました。そう考えれば、旅が台無しになったという感情よりも、「そのとき旅に出ていて良かった」と思えます。

その一方で、日本とのつながりを完全に遮断した旅も、リフレッシュできると思います。普段SNSやインターネットを頻繁に利用している人は、ネット環境を整えずに旅へ行くと、不便に感じるかもしれませんが、一度試してみてもいいかもしれませんね。

ときには「忘れる旅」も

Photo credit:Hiroaki Takeuchi「ロンドン小旅行

あなたの旅の目的は何ですか? 楽しむ旅、誰かに会いに行く旅、リフレッシュするための旅…。人それぞれ、その時々でも違うでしょう。ときには「何かを忘れに行くための旅」の場合もあるのではないでしょうか。

「何か」もしくはその対象は「誰か」になるかもしれませんが、それも旅に出る理由になります。日本を離れて異国の地で少し一息ついてみたり、楽しい冒険や新たな土地との遭遇で気をまぎらわしてみるのも忘れるための一つの手です。

ただ、経験から一つ言えることは「忘れるために出る旅で、結局その何か(誰か)を完全に忘れることはできない」ということです。筆者は結局忘れられないこと自体に気づき、自分の弱さを知る結果となりました。「自分と向き合う旅になった」とでも言えるのでしょうか。

それでも、旅に出る理由としては十分。なぜなら未知の世界との遭遇は、瞬間的にでも自分を対象物から遠く離れた世界へ連れて行ってくれるからです。

何かを感じる旅に出よう

Photo credit:Shimpei Takamatsu「街並みを堪能 イタリア〜ギリシャ〜クロアチア

必ずしも「旅で楽しまなきゃいけない」理由はありません。旅の目的が人それぞれなように、旅で持つ感情も人それぞれでいいのです。計画通りにいかないことも、トラブルも、全部含めてあなたの旅です。

旅は「No Rule」。悲しみ、喜び、そして考えることもあるでしょう。体で異国の地を感じ、風に吹かれながら物思いにふけるいろいろな表情を持つ旅へ出てみてはいかがでしょうか。

(ライター:Yoko Fujie
Photo credit:Hiroaki Takeuchi

関連旅行記

*MORI SHIZUKU「3泊4日のイタリア・ローマの旅~ふたつの美術館と世界遺産を観光して~
*Hiroaki Takeuchi「ロンドン小旅行
*Shimpei Takamatsu「街並みを堪能 イタリア〜ギリシャ〜クロアチア

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
Compathyマガジンの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。