あの丸亀製麺の「だしソース」を再現してみた! 夢の「ポチャ〜ン浸け」で天ぷらを食す!

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皆んなぁーっ! 丸い亀はすきかぁーっ!! うどんはすきかぁーっ!! 鶏の天ぷらはすきかぁーっ!! それから出汁とソースは好きかぁーっっっ!! カミサンが再現してくれたぞぉぉぉぉぉ! 例のだしソースをぉぉぉ!!!

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目指すは「ポチャ〜ン」

というわけで、例の讃岐釜揚げうどんを出すチェーン店のお話ですが、いわゆる讃岐うどんを再現しようというわけではなく、サイドメニューの「かしわ天(とり天)」等につける「だしソース」を自宅で再現するというお話。

丸亀製麺さんでこのかしわ天にだしソースをつけて食べるというコンビネーションを知った時は、軽いカルチャーショックがありましたね。

「かしわ天=とり天」という食べ物自体が関東ではあまり馴染みがない上に、天ぷらにソースをかけて食べるなんて冒涜は許し難いわけです。でも食べると旨いんですよコレが。しかもかしわ天は普通の天つゆにつけるよりもだしソースをつけて食べるのが旨い。

で、旨いから売ってくれないかな〜っと思ったら、お店では売ってくれない。一時期はインターネット販売をしていたみたいですが、今はもう販売していません。それはやっぱり再現しますよね、我が妻が。

で、やっぱりたくさん作って贅沢にポチャ〜ンと天つゆみたいにつけて食べたいですよね。

お店では絶対に出来ないですからね、そんな食べ方。

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「だしソース」の材料はこんなもんです。 だし汁:100cc 中濃ソース:65cc ウスターソース:大1/2 醤油大1 みりん小1
以上です。コレを混ぜるだけです。

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材料の液体どもをまぜまぜ。味見して、お好みでウスターを足したりして下さい。

ちなみに出汁はまあ自作しても良いですが、手軽に市販のだしの素で十分です。

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全部混ぜたら、鍋で一煮立ちさせます。

こうすると日持ちがするんだそうです。

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そして容器に移して、しばらく放置。

作ってすぐつけて食べても良いんですが、作りたてより時間が経ってからの方が味が落ち着きます(4〜5時間ぐらいが目安)。

天ぷらをつくるゾ!

次に天ぷらを作りましょう。だしソースだけ作って、チビチビなめながらお酒を一杯、っていうのも否定はしませんよ。そういう怠惰な生き方も悪くはないと思います。でも、志は低いですよね。せめてスーパーで天ぷらを買ってくるなりしましょう。

で、スーパーに買い物に出かけるくらいだったら、天ぷら粉を買いましょう。で、とり天とかはなかなか関東では売ってないものですよね。ね?ね? でも鶏肉ぐらいはスーパーで売っています。それからついでに野菜なんかも色々買って、そいでもってサラダ油なんかも買うともうね、天ぷらなんか揚がったも同然ですよ。

というわけで、かしわ天だけ揚げるなんてケチなことはせずに色々揚げて、どの食材がだしソースに合うか、色々と試してみましょう。

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揚げる食材はこんな感じ。

鶏ムネ肉、小エビ、チクワ、ナス、ピーマン、トウモロコシといったところ。ちなみに写真に写ってませんが途中で思いついてオクラなんかも天ぷらにしてみました。

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まずは天ぷら粉を水で溶いてコロモを作ります。配分はメーカーによって違うので、使う天ぷら粉の袋を見てね♥

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ピーマン切って種取ります。

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ナス切って、ちょっと水にさらしてアクを取ります。

次にトウモロコシを切ります。ちなみにトウモロコシの天ぷらは、京都旅行した時に初めて食べて美味しかったので、真似して我が家ではよく作ります。関東では珍しいんですよねコレ。トウモロコシだけの天ぷらって。かき揚げの具としてツブツブが入っていることはあるんですが。

この天ぷらは作るのにちょっとコツが入ります。

生のまま揚げても良いんですが、たまに大爆発することは覚悟の上になります。なんせポップコーンを作るのと似たような状態なんで、そりゃあ爆発ぐらいします。なので今回は事前にボイルしておいたトウモロコシを使います。

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このようにまず半分に切って縦にして

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ザクーッとこう芯が残らない程度に、粒がくっついてるけどバラバラになってもいっかな〜程度の感覚で切って行きます。

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次に鶏ムネ肉を開くように切って平らにし

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棒状の食べやすい大きさに切り分けます。

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エビはむきえびを買って来たので、そのまま。

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チクワは半分に切って、また半分にして4等分

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オクラはヘタと先っちょを切り落します。

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鶏ムネ肉にちょっと塩をして

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茄子の水気を取ります

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油を温めている間にバットに小麦粉を用意し

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具材に小麦粉をまぶしておきます。

それでは具材にコロモをまとわせ、170〜180度ぐらいの油に順次投入して揚げていきます!

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まずナスをジャーン!

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ピーマンとオクラをもろともジャーン!

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チクワをジャーン!

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エビをジャーン!

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鶏ムネ肉をジャーン!

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で、最後に大暴れするトウモロコシをジャーン!!

今回はボイルしてあったので爆発は2回ほどで済みました。

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ジャーン!ジャーン!ジャーン!と、リズミカルに揚げていきましょう。

野菜から順に揚げていくと油が汚れません。最後にトウモロコシにしたのは、かき揚げにして残ったコロモを使い切るためです。

さあポチャ〜ンと食べ比べようぞ!

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こちらが揚げ上がりです。

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そして、食卓に並べるとこぉ〜んな感じです。

さっそく贅沢に「だしソース」につけて頂きます。

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かしわ天をポチャ〜ンと

うん、コレは美味しいです!テッパンです!

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つぎにトウモロコシ天をポチャ〜ンと

コレも美味です!これは鳥よりも合うかもしれません。

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次にピーマン。あ、ちょっと浸けすぎるとスプーンみたいにだしソースをすくってしまうので塩っぱいです。

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オクラもポチャ〜ン。

ん?これはマアマア、好きずきです。

 とまあこんな感じで色々試したところ、かしわ天(とり天)、トウモロコシ天はだしソースの方が断固おススメ。

意外に合わなかったのが、チクワ天とエビ天とナス天。これは天つゆの方が断然おススメ。ピーマンとオクラはどちらでも。野菜が嫌いなお子様にはだしソースかな。

いろいろ食べ比べましたけど、天ぷらにソースをかけて食べる習慣は関東を境に東、というか北の方にはない習慣なので、新鮮な味わい。

ある調査によると西日本ではポピュラーな食べ方で、特に和歌山沖縄の人はソースをかける場合が多いそうですね。

それから「かしわ天=とり天」は元々は大分の郷土料理なんだそうで、香川では讃岐うどんのトッピングとして出す場合もあるそうです。

いずれにせよ、旨いものが広がるのはたいへん宜しいのであります。

今回のだしソースのレシピは、本家のよりあっさりしていて、合う天ぷらも多いと思われるのでぜひ色々お試しを。

それでは皆さんだしソースに……

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Let’sポチャ〜ン!

書いた人:吉田いつし

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東京出身。エディトリアル・デザイナー。書籍の装幀や雑誌のデザインをしながら、散歩のフリーペーパー『路地と道くさ』を発行。東京ストローラブラボ代表。HP(http://www.tostlab.jp/)でブログ「路地と道くさな日々雑感」を毎日更新中。日曜GarageBand家。文化的駄菓子屋。

料理を作った人:浅見ゆき

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吉田の妻。旧姓「浅見」の方がカッコイイので旧姓をペンネームに。某建築会社事務員。吉田が自宅の仕事場で編集者と打ち合わせをしていると、突如居酒屋『路地亭』を強制的に開店し、酒と肴をお見舞いする。ピクニめし作家。料理解析家(だいたいの料理は一度食べれば再現できます。「あ、ラーメンスープとかウナギや焼鳥のタレとかそーゆーのはムリね」とのこと)。 

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