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機械と機械が対話して問題を解決する「M2M」システム

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人間と人間が、例えば電話で情報をやりとりするような通信の段階をH2H(Human to Human)という。また、人間が機械を相手に情報をやり取りすることを、H2M(Human to Machine)という。PCを使って情報をやり取りする様子を思い描けばよい。では、M2Mとは何か。通信の場から人間がいなくなり、機械と機械がインターネットなどの通信ネットワークを介して互いに情報をやり取りすること、それがM2M、つまり、Machine to Machineなのだ。

シンプルな例を挙げれば、家の玄関に取り付けられた人感センサーが感知した人の気配の情報を、Bluetoothを介してリビングの照明コントロール装置が受け取って明かりをつける。これもM2Mだ。

大規模なM2Mシステムとしては、自動販売機の在庫や釣銭の状況を遠隔監視したり、あるいは、いろいろなビルに設置されているたくさんのエレベータの稼働状況を、これまた遠隔監視していち早く故障や事故を発見したりといったこともそうだ。

ほかにも、自動車の走行状況を集約したリアルタイムの渋滞情報や、GPSを用いて人やモノの位置をリアルタイムに把握して効率的な配達をコンピュータが指示するなど、すでにさまざまなサービスがM2Mによって実現されている。

欧米などで設置が進んでいる、きめ細かな電力使用料の監視や供給制御を行う次世代電力網「スマートグリッド」もまた、巨大なM2Mシステムだ。センサーやコンピュータを内蔵したスマートメーターを各家庭に設置し、電力事業者に電力使用量などをインターネットなどを介して自動的に通知。その結果、地域全体の需給バランスを、人間ではなくコンピュータが最適化してくれるのだ。

さまざまなシーンで活躍するM2Mシステムも、ワイヤレス通信からインターネットまで、さまざまな通信ネットワークの発達があったればこそ。KDDIも、国境を越えたM2Mネットワークを構築する「グローバルM2Mソリューション」など、多くのサービスを提供している。

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