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日本にも導入期待! アメリカの公衆電話跡地が、Wi-Fiと無料充電スポットへ

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人々の生活を支えてきた”公衆電話”。誰もが持ち歩ける携帯電話を所持するようになってから、徐々に使われることが減ってきている。日本のみならず、アメリカやイギリスの先進国では、公衆電話を利用する人は軒並み減少傾向にある。

そんな消えゆく存在であるはずの公衆電話(ボックス)が、ニューヨークで新たに大量に設置される計画だという。その名も「LinkNYC」。この次世代型の公衆電話ボックスは、携帯電話の利用が増えてきた時代に則したものとなっている。

まず「LinkNYC」には、緊急用の通話・通報の機能ができるタブレットが備え付けられている。このタブレットは地域情報の取得もできるようになっており、ちょっとした便利スポットとなる予定だ。

もちろん次世代型というからには、通話機能だけが目玉ではない。「LinkNYC」には公衆無線LANや、携帯電話の充電機能なども併設される予定。海外ではパケット使い放題のサービスプラン以外を利用する人も多く、屋外での無線LAN利用ニーズは日本以上に多く存在している。しかし、今までの提供されていた公共型のフリースポットは通信速度が遅く、使いにくいというのが定説だった。「LinkNYC」はそうした利用ニーズに応えて、公衆型ながら1Gbpsの高速通信を提供したいと考えている。ここまで高速であれば、旅行写真のアップロードや動画の視聴なども可能になるだろう。

このように、多機能な次世代型公衆電話ボックスだが、通信コストやメンテナンスコスト、諸々の設置コストなどが今後発生してくる。そうしたコストについては、サイネージ側面にある液晶画面での広告収入などで賄う予定とのこと。2012年から試験的にWi-Fiホットスポットを提供する公衆電話が導入されており、2015年に実サービスを開始。ニューヨークシティにおいて順次設置していき、最大で1万台設置する予定となっている。(ただし置き換え完了の時期については未定)

利便性が高い次世代型の公衆電話の導入だが、これはアメリカに限った話ではない。イギリスでも、公衆電話ボックスはそのままに、中の機器のみ入れ替えて通信設備のアップデートを行っている。「LinkNYC」ほどの高速回線ではないが、通信機能と充電スポットを提供している。オーストラリア、ニュージーランドにおいても、公衆電話ボックスへの無線機能が予定されている。韓国では、移動時のWi-Fiスポットとしてバスに通信機器が併設されている。

日本において、まだまだ導入率が低い公衆無線スポット。2020年オリンピックに向けて訪日外国人の増加傾向が予想される中、導入を検討してもらいたいものだ。

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