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名古屋人もうならせる。居酒屋チェーン『素材屋』の名古屋めしコースの実力がすごい!

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居酒屋チェーンは、なんといってもその気軽さが魅力。

かなり本格的な和・洋・中の料理からスイーツまでメニューは豊富に揃うし、間違いなく味のレベルもひと昔前よりも高くなっている。安くて旨いだけではなく、ハキハキと元気な店員さんのサービスも実に心地よい。

そんなイイこと尽くめの居酒屋チェーン。北は北海道から南は沖縄まで全国各地の客、いや外国人観光客が来ても、ある程度は満足するだろう。逆にそのソツのなさにモノ足りなさを感じる人もいるかもしれない。

 

そうした中、巷の居酒屋チェーンとはやや趣が異なる店を発見した。しゃぶしゃぶが有名な『木曽路』が手がける『素材屋』だ。

『素材屋』は東京に9店舗、大阪に4店舗、そして名古屋に5店舗、計18店舗を展開する居酒屋チェーン。にもかかわらず、「味噌串カツ」や「手羽先の唐揚げ」などの定番から「鉄板ナポリタン」や「味噌とんちゃん焼き」など地元でしか味わえない名古屋めしメニューが充実しまくっているのだ。

鉄板ナポリタン(税抜580円)

味噌とんちゃん焼き(税抜430円)

巷にあふれる居酒屋チェーンの場合、地方発のメニューは「大北海道フェア」や「九州うまかもん祭り」的な期間限定イベントにありがち。食材を現地から調達したり、味付けを考えたりと努力は認めるが、やはり、現地で食べる本場の味にはかなわない。

対して『素材屋』の名古屋めしの数々は、堂々とグランドメニューに載っている。さらには「名古屋めしコース」なるものまで設けてあり、店舗にもよるが2,000円ほどと、かなりお値打ちな値段設定になっているのだ。

なんなんだ、その自信。どうなってんだ、そのクオリティ。こうなったら、生まれも育ちも名古屋の私、永谷が自分の舌で確認してやろうじゃないか! 

名古屋人が大好物の海老マヨサラダ

ってことで、カメラマン仲間の丸ヒゲ工務店とミーナの3人で向かったのは、金山総合駅南口のほぼ目の前にある『素材屋 金山店』。

店長の滝本勝巳さんが笑顔でお出迎え。

あらかじめ「名古屋めしコース」に、飲み放題をつけて予約しておいたのだが、どんな料理が出てくるのだろうか……。そんなことを考えながら乾杯!おっと、さっそく一品目が運ばれてきた。

一品目「サーモン刺身」

うん、脂がのっていて旨い。ま、これは名古屋めしへのほんの助走ってところか。一杯目の生ビールをあっという間に飲み干す。ちょっとした満足感に浸っていると、滝本店長が二品目となる鍋を運んできた。

二品目「台湾まぜそば鉄板焼き」

「こちらが、台湾まぜそば鉄板焼きになります。全体に火が通ったら、お召し上がりください」

ん? 台湾まぜそば鉄板焼き!?

台湾まぜそばといえば、名古屋発祥の、いまや東京大阪でも大人気の新名古屋めしではないか。それをいち早くそれも鉄板焼きにアレンジしているとは!

とりあえず肉や野菜に火が通るのを待とう。味のレポートもそれからだ。

三品目「海老マヨサラダ」

続いて三品目。海老好きの名古屋人にはたまらない「海老マヨサラダ」。

ボリューム満点で、海老のプリプリ食感が◎。チョイ辛のマヨネーズもこれまた酎ハイによく合う。えっ?「名古屋めし」らしくないって(汗)? ここからはイッキに名古屋めし度が増すのでご安心アレ。

四品目「どて玉子」

四品目はこれ!

牛すじやホルモン、コンニャクなどを赤味噌でじっくりと煮込んだどて煮にゆで卵を絡めていただく「どて玉子」。赤味噌と玉子、こんなもん旨いに決まってる。トロトロに煮込まれた牛すじの完成度は居酒屋チェーンのレベルを完全に超えている。

そうこうしているうちに、台湾まぜそば鉄板焼きの鍋から湯気が。そろそろ出来上がる頃だ。台湾まぜそば鉄板焼きの具材は、豚バラ肉とニラ、ニンジン、モヤシ。台湾まぜそばには不可欠な台湾ミンチ(にんにくと鷹の爪の入ったスパイシーなミンチ)や卵黄もしっかりと乗っている。

台湾まぜそばと同様に、全体的によくかき混ぜる。すると、たっぷりの具材で隠れていた麺が顔を出した。おっ、これは焼きそばに使う太麺だ。鉄板で焦げたタレの香りがたまらないっ!

台湾まぜそばよりも辛さは控えめ。台湾ミンチは名古屋らしく、赤味噌がベース。タレと台湾ミンチ、卵黄が相まってムチャクチャ旨い! 酎ハイが進みまくりだ!


「タレは唐辛子味噌、辣醤(ラージャン)に和風ダシを合わせた自家製です。そのままでも十分美味しいですが、溶き卵に絡めて食べると旨さが増します」と、滝本店長。では、店長イチオシの溶き卵にIN! おおっ、パンチのある味からマイルドな味わいに変化するではないか!

アラカルトで小鍋に入った「台湾まぜそば鉄板焼き」も用意している。1人前とのことだが、かなりのボリュームだ。

さて、ここで私が考えた鍋の〆を紹介しよう。先ほど麺を絡めた溶き卵を鍋に投入し、台湾まぜそばの“追い飯”ならぬ“追い玉”にして〆るのだ。鍋に残った野菜やタレとよくかき混ぜて、半熟の状態で食べるのがオススメだ。

デザートすら名古屋めしでフィニッシュ!

五品目「手羽先の唐揚げ」 六品目「味噌串カツ」

会話もよそに無我夢中で鍋をつついていると、五品目の「手羽先の唐揚げ」と六品目の「味噌串カツ」が、ほぼ同タイミングで運ばれてきた。

手羽先は大ぶりで食べ応え十分。味付けはこれまた名古屋らしく、コショウがきいたピリ辛味。味噌串カツも専門店と比べてもまったく遜色ない、ド真ん中の名古屋味。いずれもグランドメニューにのっている定番メニューだが、このレベルの高さなら「これぞ名古屋めしです!」と全国の人々に胸を張って紹介できるってもんだ。

実はもうこの時点でお腹はパンパンだったが、トドメとばかりに七品目のご飯ものと、八品目のデザートが登場!

七品目「海老天むす」

八品目「小倉トースト」

いずれもまさに本場の味。とくに、小倉を練り込んだクリームを使った「小倉トースト」はオリジナルを超えた旨さだ。

『素材屋』に名古屋めしメニューが多いのは、運営する(株)木曽路の本社が名古屋にあるため。が、東京大阪に進出した名古屋の外食産業のように、名古屋めしを前面に出したPRはあまりしていない。

その控えめな姿勢も名古屋っぽい(笑)。

名古屋めしコース」は、前日までに要予約で注文は3名から。地域によって品数や価格が異なるが、今回紹介した『素材屋 金山店』では2,000円と激安。生ビールやハイボール、酎ハイなど約45種の飲み放題は1,500円。ビールなどを除いた約35種類の飲み放題は1,000円とこれも超安。ひと通りの名古屋めしが飲み放題込みでわずか3,000円で楽しめるのは、居酒屋チェーンならではだろう。

で、私の評価はって? そんなもん聞くまでもないでしょ! お値打ちモン大好きな名古屋人が太鼓判を押すこの「名古屋めしコース」。ぜひ全国の方々にも味わってほしい。

お店情報

素材屋 金山店
住所:愛知名古屋市熱田区金山1-2-21
TEL:052-681-7766
営業時間:16:30~24:00
定休日:無休

<a href=”http://www.hotpepper.jp/strJ000395786/” data-mce-href=”http://www.hotpepper.jp/strJ000395786/”>素材屋 金山店</a>

書いた人:永谷正樹

名古屋を拠点に活動するフードライター兼フォトグラファー。地元目線による名古屋の食文化を全国発信することをライフワークとして、グルメ情報誌や月刊誌、週刊誌などに写真と記事を提供。最近は「きしめん」の魅力にハマり、ほぼ毎日食べ歩いている。

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