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ワクワクする小屋のある暮らしを体験!「小屋フェス」を見てきた

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離れの書斎に、趣味のガレージ、仕事部屋。水まわり付きなら小さな住まい、別荘としても。自分らしい暮らし方を実現するツールとして、今注目を集める「小屋」を体感しに、長野県茅野市で行われた「小屋フェス」に行ってみた。
さまざまな可能性に満ちた、10m2以下の小屋16棟が集結

7月25日~~8月2日、長野県茅野市の尖石(とがりいし)遺跡周辺で開催された「小屋フェスティバル」。建築家、工務店、クリエーターが提案する16棟の小屋が、緑いっぱいの自然の中に出現した。

2014年には東京・虎ノ門で「小屋展示場」が開催されたが、今回の”フェス”では展示だけでなく、「小屋のある暮らし」を実際に体験できるのがポイント。内装の自由さと快適な居住性を目指した小屋、トラックに乗せてどこまでも運搬できる小屋など、ユニークなものも多い。

しかも実際に中に入ってみると、「こんな暮らし方、いいかも~」と、イメージがふくらむ。自分ならこんな使い方がしてみたい!と思わず目が輝いてしまった小屋を、いくつか紹介してみよう。

●家族の距離を調整できる、「壊せるハナレ」
ハーミットクラブ一級建築士事務所(東京・調布)の「DRESSLODGE(ドレスロッジ)」は、家族と心地よい距離感を保つための「離れ」。パーソナルエリアとして最も心地よいという5m2の空間は、書庫、仕事部屋、趣味の部屋として。壁1枚の隔たりとは違う、「本当に1人になれる場所」だ。
母屋を二世帯住宅に、子どもが成長した、などの変化に応じて離れをつくり、不要になったら壊してリユース。母屋と離れの間のスペースをどう使うかを考えるのも楽しい。
価格は、下の写真の5m2・断熱仕様で約150万円(基礎は別途)が目安。エコカーを買う感覚で建てられるのだ。

【画像1】キューブ型の「離れ」。左の小屋が完成形、右は展示用に内部の断熱材なども見ることができた(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

【画像2】天井高は3mあり、5m2の空間でも圧迫感はない。仕事で深夜に海外に電話するときなど、母屋だと一緒に暮らしている人に気をつかうが、離れならその心配もないという (写真撮影/塚田真理子)

●室内の壁をスクリーンにして、映画鑑賞も
株式会社カネトモ(長野・茅野)は、古くから日本の建築や彫刻などに用いられてきた「大和比」と現代の技術を融合させた商品住宅「casa amare(カーサアマーレ)」の最小版として、「casa minimo(カーサミニモ)」を提案。子ども部屋や書斎、ゲストルームはもちろん、大型ガラスを開放して室内壁をスクリーンにすれば、デッキで映画鑑賞も楽しめる。
価格は120万円~(税別・基礎・断熱材・ウッドデッキ・階段・運搬は別途)。

【画像3】屋根の角度も計算され、デッキから星空も眺められるという。デッキは価格に含まれていないが、DIYでつくるのもいいかもしれない(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

【画像4】室内は5畳(8.25m2)でロフト付き。取材時、ロフト下の畳スペースではカップルがのんびりくつろいでいた(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

●9.9m2に水まわり付き60万円! 「小屋に暮らす」が現実的に
母屋の敷地内に小屋を建てて活用するのではなく、水まわり付きで「暮らせる」小屋を提唱するのが、株式会社山匠(長野・伊那)の「エンジェルハウス」。山匠はもともと山林の間伐材を使った集成材を販売する会社で、国産材の端材で小さな住宅が建てられないかと考案。
今回、9.9m2のスペースにトイレ、風呂、キッチンやベッドなどの家具も組み込み、建築をキット化した。
価格は、キット+組み立てでなんと60万円(税別・基礎・断熱材は別途)と、リーズナブル。価格がネックだった人には、都会と地方の二地域居住の有効な選択肢になるかもしれない。

【画像5】ヒノキの間伐材でつくった「丸ごと木の家」。外壁には、JAXAの宇宙塗料の技術を転用した「ガイナ」という断熱塗料を使っている(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

【画像6・7】バス・トイレにミニキッチンも付く。さらにベッドや棚もセットになっており、コンパクトながら生活機能は十分(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)まだある! 自由な発想でつくられた大人の秘密基地

●縄文文化の暮らしを体感できる八角形のドームハウス(東急ハンズ×夢木香)

【画像8】東急ハンズ長野店とログハウスの夢木香(愛知・名古屋)がコラボ。音響効果もいいそうだ。内装・外装、材料付きキット価格120万円~(税込み・施工費別)(写真提供/SuMiKa)

●もうひとつの小さな我が家にしたい「アジト」(AzitO)

【画像9】6畳(約9.9m2)の土地さえあれば! 写真の小屋は工事費込みで398万円(税別)(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

【画像10】内部には水回り、強化ガラスのロフト付き(写真撮影/塚田真理子)

●床、壁、天井まですべて畳! 寝そべると気持ちいい小屋(じゃぱみのこや)

【画像11】ヒノキの間伐材と有機栽培のい草で畳を製造する宮坂畳商事(長野・岡谷)の「じゃぱみのこや」は、風が通り抜けて快適! 残念ながら商品化未定の参考出展だが、四方にサッシを付ければ小屋化も可能?(写真撮影/SUUMOジャーナル編集部)

自分のしたい暮らし方に合わせて、手軽につくれるのが小屋のいいところ。自宅は別に持ち、趣味や仕事のためにもうひとつの拠点がほしい場合も、水まわり付きで200万円程度なら、ローンを組まずに生活がスタートできるかもしれない。
実際、湘南でサーフィンするための拠点として小屋を建てたいという声や、逆に地方に広い家を建て、都内にコンパクトな別荘として小屋を、という相談もあったという。

スペースは小さくても、使い方、暮らし方は自由自在。これを機に、ワクワクするような小屋での生活を考えてみてはいかがだろう。●取材協力
SuMiKa
元記事URL http://suumo.jp/journal/2015/08/11/95571/

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