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暑くてメシが食えねえ……それなら冷たい味噌汁に焼き魚とご飯をぶっこむ「冷汁」でしょ

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うだるような暑さが続いているが、皆さんいかがお過ごしだろうか? 筆者は絶賛夏バテ中だ。特に朝の寝室はサウナ状態のため、重たい体をなんとか起こして冷房をつけても、就寝時に奪われた体力は回復しない。

朝食を取れるようなコンディションでもないため、胃になにも入れない状態で外出するのだが、ちょっと立ちくらみが。

さらに、時間ギリギリに出てしまい小走りで駅に駆け込もうものなら、ホームでうずくまり吐き気と格闘する羽目になる。月曜日の朝なのに金曜夜の光景を大衆の面前で晒す我が姿に同情してくれる人も少なくないだろう。

こんなときは、夏でもサラッと食べられるものを胃に収めておく必要があると痛感した筆者であった。

 

定食チェーン店「やよい軒」では、宮崎の冷たい郷土料理「冷汁」を使った夏季限定メニュー「冷汁ととり南蛮の定食」(税込890円)が発売中だ。食いしん坊が泣いて喜ぶご飯のおかわり自由な同店では、2009年の夏頃(今年は6月上旬)からこのメニューの提供を始めたという。

冷汁って?

そもそも「冷汁」とは、冷たい猫まんまに焼き魚を加えたようなもの。同店の冷汁は、豆腐ときゅうりの入った冷たい味噌仕立ての汁に、別皿のアジをほぐし、ごはんと一緒に入れて味わうのだという。南国宮崎の知恵が詰まった猛暑を乗り切る郷土料理というわけだ。

これはぜひ食べてみたいと思い、早速「やよい軒 銀座一丁目店」に行ってみた。

どれもおいしそうだ……っと、ついよそ見をしてしまった。

あった、あった、これだ。やよい軒の冷汁は、魚と肉、両方堪能できるという贅沢な定食だ(筆者小躍り)。欲張りさんにはもってこいの一品である。

おっと危ない。お天道様が見ているというのに、つい誘惑につられてしまうところだった。昼間に飲むお酒が大好きな筆者だが、飲んだ後で街を行き交う働きマンを見ると必ず後悔するのでやめておこう。

キター!

すぐにキター。さすがやよい軒。ではでは早速……

ん……? 何やらおいしい食べ方が書いてある。ここはひとつ、マニュアル通り食べてみようと思う。

まずは、とり南蛮でご飯を食らう。酸味の効いたタルタルソースが食欲をそそる。これだけで食欲減退を解消できてしまった筆者。今回の企画を潰しかねない。

やわらかでジューシーな鶏肉でご飯をほとんど平らげてしまった。だが、ご飯のおかわり自由だから安心だ。……夏バテは嘘だったのかもしれない、ほんとすみませんでした。

いよいよ冷汁の番。

まずは脂の乗ったアジをほぐす。

クラッシュアイス入りのギンギンに冷えた冷汁に、アジを投入。なんだか魚臭くなりそうな気もしないでもないのだが……。ちなみに冷汁だけ飲んでみたところ、少し酸っぱい味噌汁という印象。

ここにホカホカご飯(おかわり)を入れ、いざ実食。

!!!!!

アジの甘みが冷汁の酸味とマッチして、とってもおいしい! アジを入れることに抵抗があったが、むしろ入れて食べたほうがおいしい。冷汁でなければ、アジと豆腐ときゅうりを同時にかき込むことなど絶対にしないのだが、この魅惑の汁を合わせれば、途端にうまさのハーモニーを奏で始めるのだ。

汁が多いため、サラサラと食べられる。それに汁がなかなか減らないので、何度でもご飯をおかわりして楽しめるのだ。もはや夏バテ云々ではなく、単なる食いしん坊にもうれしい定食である。

ふう、ごちそうさまでした。

 

とり南蛮で温かいご飯、アジで冷たいご飯をそれぞれ楽しめるので、いろんな味わい方ができる定食であった。満腹の胃を抱えながら、筆者の夏バテ疑惑はなんだったのだろうと混乱しながら帰路についたのは言うまでもない。

書いた人:藤田佳奈美

セーラームーン世代。幸せに満ち足りた時よりも、おセンチだと筆が進むタイプ。未婦人の頃から「婦人公論」が愛読書。蕎麦に熱燗の組み合わせと、台所で料理しながら飲む麦酒が好き。かわいい系のアルコールって肴に合わないよね?

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