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あのメーターを再現! 「シュタゲ」コラボ部屋を見てきた

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リノベーションを手がける株式会社朝日リビングは、想定科学アドベンチャーゲーム『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)とのコラボレーション企画を実施すると発表。8月1日(土)から秋葉原にて展示されている、コンセプトリノベーションモデルルームを、公開初日に取材してきました。
「未来ガジェット研究所」が秋葉原に!?

JR秋葉原駅の東側、昭和通りを徒歩で数分進んだ場所に目的のコンセプトルームはあります。電気街口側に比べると、やや静かなエリアの雑居ビルの2階を借りて展示しています。原作とは場所の方向が違うものの、似たような雰囲気の建物です。

【画像1】現地には「未来ガジェット研究所」と書かれた表札がかかっている(左)。来訪者のために用意されたスリッパ。PSP版ソフトの限定特典によく似ています(右)(写真撮影:SUUMOジャーナル編集部)

外からは気づきにくい場所にありますが、表札の「未来ガジェット研究所」を見れば、ここが『シュタインズ・ゲート』に関連する施設だということは一目瞭然です。部屋は土足禁止のため、用意されたスリッパを履いて見学を開始します。岡部倫太郎と牧瀬紅莉栖に挟まれて記念撮影できる部屋

室内に入ると目に飛び込んでくるのは数字の刻まれた壁紙と、壁の一部を使った黒板です。黒板には、物語に登場するセリフや数式などが書かれています。時計やソファなどは、住む場合のことを考えて、あえて雰囲気に合わせた既成品を採用したとのことです。知的飲料として作中に登場するドクターペッパーが室内のいたるところに置かれています。

なんとこの部屋では、スマートフォンを使ってAR(拡張現実)も体験可能です。ソフトバンクの提供しているアプリ「ふらっと案内」を起動して壁に向けると、主要キャラクターの牧瀬紅莉栖(クリス)と岡部倫太郎が浮かび上がってきます。

【画像2】アプリ「ふらっと案内」でARを試している様子。2人と記念撮影できます(写真撮影:SUUMOジャーナル編集部)

当日は遠方から来ている方も。仙台から訪れていた40歳の男性は、「昨日東京出張があり、本当は帰る予定でしたが、このイベントのために東京に泊まり、初日に来場しました。ARアプリで岡部のポーズを決めて撮った写真を、同作品のファンである妻にも見せるつもりです」とのことでした。こだわりのダイバージェンスメーター風時計

【画像3】電子レンジやブラウン管の置かれたラックの隣には、「岡部倫太郎が読んでいそうな本」が並べられています(写真撮影:SUUMOジャーナル編集部)

部屋の反対側には金属製のラックに、電子レンジやブラウン管テレビなど、さまざまな小道具が置かれています。中でも気になったのは作品中に登場する「ダイバージェンスメーター」をモチーフにしたニキシー管(※)の時計です。

※ガラス製で、中に封入されている導体を用いて数字や文字を表示する装置。1960年代後半に普及した

【画像4】ニキシー管でつくられた時計。時刻が表示されています(写真撮影:SUUMOジャーナル編集部)

この時計は、時刻や日時を表示するだけでなく、一定間隔でさまざまな世界線を示す数字も表示されるそうです。ニキシー管は国内では手に入りにくく、海外から輸入して製作しているとのこと。
ダイバージェンスメーター単体での商品化も検討しているそうで、仕様書を特別に見せてもらいました。ちなみに仕様書が入った封筒の送付先は「未来ガジェット研究所 岡部様」でした。

【画像5】ガラスケースに陳列されている、ファン垂涎のグッズや台本。写真左のスタッフの立田さんは筋金入りのシュタゲヲタです(写真撮影:SUUMOジャーナル編集部)

また、入ってすぐのところには、フィギュアやグッズ、登場人物を演じる声優がサインした台本なども展示されています。ファンの熱量のある作品を選んだ結果、『シュタインズ・ゲート』だった

室内を見学したあとで、企画担当の香月さん、立田さんにさまざまな質問をしてみました。

―――いろいろな作品が候補にはあったと思うのですが、『シュタインズ・ゲート』とコラボレーションを実施することになった背景を教えてください

「流行りすたりが激しくなく、熱量のあるファンがいるものを基準に選定したところ、『シュタインズ・ゲート』が候補に挙がりました。コンセプトルーム化するにあたって大事なのは、作品固有の世界観を持っているというのも重要ですし、タイミング的にも、ちょうど新作が11月に発売予定ということもあり、シュタインズ・ゲートの制作元であるMAGES.さんにも快諾頂けました。社長がファンだったというのも理由のひとつかもしれないです (笑)」(香月さん)

―――コンセプトルームにする上で、何か気をつけたことはありますか?

「中途半端に世界観を表現するのが一番よくないので、そうならないように気をつけました。元々、アニメの方をリアルタイムで見ていたのですが、企画を担当するにあたり、原作ゲームをプレイしたり、アニメも何度も見返したりすることで、作品とその世界観を理解し、部屋のデザインに落とし込んでいます」(立田さん)

―――コンセプトルームのこだわりポイントはどこでしょうか?

「壁紙です。世界線を表す数字が書かれているのですが、雰囲気を出すためにあえて投影風のぼかした文字にしています」(香月さん)
「私は自分でつくったコラージュですね。物語を象徴するようなイラストに作品の有名なセリフを英語にしたものを合わせて作成しました」(立田さん)

【画像6】タイムマシン、アインシュタイン、バタフライ・エフェクト、ジョン・タイター……物語を象徴する数々の写真(写真撮影:SUUMOジャーナル編集部)

―――えっ、本当ですか? 確かに英語で文字が書かれているような

【画像7】にわかに盛り上がる担当者と筆者の様子(写真撮影:SUUMOジャーナル編集部)

「例えば、このIBM5100というコンピュータの絵にはI failed. I failed.……と書かれていて」(立田さん)

―――ファンには印象的な「失敗した」というセリフですね! さて、具体的な話になりますが、気になる費用や家賃はどれくらいになるのでしょうか?

「このコラボ賃貸は、”部屋をつくって募集する”のではなく、”シュタゲの部屋に住みたいひとを募集して、希望のエリアや家賃に合った物件を探して施工する”という形で入居者を募集します。希望の条件を伺ってから、物件探しや大家さんへのリノベーションの交渉などもこちらで行います。

例えば壁紙と黒板とダイバージェンスメーター設置などの最低限の改修と、コンセプトルームを完全に再現する場合とでは費用が異なりますし、家賃についてももともとの物件の家賃によるので一概には言えないんです」(香月さん)

―――発表してからの反響はどうですか?

「すでにお声がけ頂いている賃貸オーナー様もいます。弊社が事業を展開しているエリアであれば、都内だけでなく地方でも対応可能です」(香月さん)

―――ところで、神戸アニメストリートにも展示があるとのことですが?

「1/1未来ガジェット研究所は、現実的に住むのではなく、原作を忠実に再現することを目的にセット形式で展示しています。数枚の絵をもとに、柱の位置や大きさ、実際にはあまり描かれることのないシャワールームやトイレまで建築構造として理屈の通った形で平面図に起こしたうえで、談話室の部分のみを再現しました。撮影もできるのでぜひ楽しんでほしいです」(香月さん)

【画像8】神戸会場の未来ガジェット研究所(画像提供:朝日リビング)

―――こだわりを感じますね。本日はありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。『シュタインズ・ゲート』のファンでもある筆者としては、ひとつひとつこだわられた仕掛けにかなり興奮しました。特にダイバージェンスメーター風の時計は、ぜひ商品化してほしいです。
一方で、ファンではない人が見てもかっこいいと思えるつくりになっているので、誰かを呼ぶことを考えた際に、この部屋ならためらわず呼べるのではと思います。
公開期間は秋葉原会場と神戸アニメストリートの会場のいずれも8月31日(月)まで。この夏はシュタインズ・ゲート世界線に飛び込みませんか?エル・プサイ・コングルゥ!●取材協力
・朝日リビング/「シュタインズ・ゲート」公式コラボ賃貸
元記事URL http://suumo.jp/journal/2015/08/08/95471/

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