自転車に乗った“マッドマックス”? ごちゃ混ぜ血まみれヒーローアクション『ターボキッド』日本公開決定

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ターボキッドポスタービジュアル

カルト映画ファンも、とにかく面白い映画が観たいという人にも要注目の映画『ターボキッド』、日本公開およびDVD&Blu-rayの発売が決定。アメリカでは8月28日に劇場公開となります。

監督・出演者らが“『レポマン』『BMXアドベンチャー』『ブレインデッド』『ネバーエンディングストーリー』『マッドマックス2』『グーニーズ』の要素をごちゃ混ぜにした”と称する今作は、アポカリプスの世界観のなかで、マッドマックスのような完全武装の野蛮人がBMX(要は自転車)を必死に漕いで荒野を疾走するそうです。そして、血の噴出量が“無意味なほどおびただしい”とのこと。もうなんだか面白い予感しかしません……。『HOUSE OF GEEKERY』はこの作品を「おお神よ! この映画は血まみれで残酷で素晴らしい! 『キャビン』以来、人が死ぬところでこんなに笑ったのは初めてだ!」と評しております。

<あらすじ>
核戦争で文明が崩壊した 1997 年、水をめぐって争う猛者たちの巣食う荒涼とした野蛮地帯でキッドはBMXにまたがり、コミック「ターボライダー」を人生のバイブルとして一人でなんとか生きのびていた。そんなある日謎の少女アップルと出会い彼女に惹かれていくが、水を牛耳る極悪首領ゼウスによって彼女が誘拐された! キッドは彼女を取り戻すため、正義の鉄槌をゼウスに下すため、ターボライダースーツに身を包み、敵のアジトに乗り込むべくペダルを踏み込む―。

今作、ホラーオムニバス『ABC・オブ・デス』に応募して落選した短編『T is for Turbo』を『ホーボー・ウィズ・ショットガン』のジェイソン・アイズナー監督からの長編化の助言を受けて長編化した作品とのこと。更に注目すべき点として、クローネンバーグ監督の『スキャナーズ』で白目をむいて超能力を使っていたマイケル・アイアンサイドが極悪ゼウス役で登場するそうです。唐突なほど豪華キャストです。

様々な映画やゲームをミックスしたようなメインビジュアルからもひしひしとただならぬ雰囲気を感じますが、とかく様々なジャンルをミックスした作品のようで“SFアクション・ラブロマンス・ホラー”と銘打たれております。かつてトロマのロイド・カウフマン御大も「様々なジャンルの入った映画は売り込みにくいが、それでこそのカルト映画。絶対に面白い映画を撮ってやるという気持ちが大事」[リンク]と語っておりましたが、そんな心意気を感じますね。

今作は10/3(土)~10/9(金)の期間限定で劇場公開ののち、DVD&Blu-rayの発売が決定しております。どうぞ、お楽しみに!

『ターボキッド』
10/3(土)~10/9(金) シネマート新宿、シネマート心斎橋にてレイトショー。名古屋シネマスコーレも今秋公開予定。
2016 年 1 月 13 日(水)BD・DVD 発売&レンタル開始
(2015 年/カナダ映画/95 分/スコープサイズ/キングレコード提供/日本出版販売配給)

監督・脚本:フランソワ・シマード、アヌーク・ウィッセル、ヨアン・カール・ウィッセル
製作総指揮:シェイキッド・ベレンソン、ジェイソン・アイズナー
製作:アント・ティンプソン
音楽・撮影:ジャン-フィリップ・バーニアー
編集:ルーク・ハイ
キャスト:マンロー・チェンバーズ、ローレンス・レボーフ、マイケル・アイアンサイド、エドウィン・ライト、アーロン・ジェフリー

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レイナス

おもにホラー通信(horror2.jp)で洋画ホラーの記事ばかり書いています。好きな食べ物はラーメンと角煮、好きな怪人はガマボイラーです。

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