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あなたが知りたくない「食品、3つの真実」。産地直送の意味に隠されていることって?

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あらゆる分野の起業家がそれぞれの想いを胸にスピーチするカンファレンス「eTalks」(entrepreneurial talksの略)。名だたるスピーカーの中でも特に注目を集めたと言われるのが、2014年にYouTubeで公開された、食品業界で販売コンサルタントをしているケイト・クーパーさんのスピーチです。

彼女は、私たちが普段口にしている食品の危険性を語りました。企業が大衆に製品を購入させるテクニックの裏には、食品生産における問題が潜んでいたのです。

あなたは危険な食品を
食べているかもしれません

私は今から、どうやってあなたたちの購買意欲を向上させるのか話したいと思います。市場に製品を出す時、販売者として何をすべきでしょうか?私の仕事は、あなたに欲しいと思わせることです。これは食べ物の歴史の中で、食パン以来の革新的な発明だと思います。

さて、どのようにして消費者に購入させたいと思わせるのでしょうか?後ほど、その分かりやすい例を紹介しますが、ここでは一旦休憩して少し面白いことをお話しします。

ここにイギリスとカナダで長年人気の「Shreddies」というシリアルがあります。中身を少しも変えることなく、ブランドイメージを変えて販売に貢献しています。最新の「Diamond Shaped Shreddies」なども好調です。食品販売における天才ですね。

さて、1950年にとても重要な食品の発明がありました。それはインスタントミックスケーキ。私のお気に入りでもあります。なんとその商品は、水を加えるだけでケーキが完成します!こんな手軽な商品を、嫌いな人などいるのでしょうか?

ですが実のところ、その商品は全然売れませんでした。販売会社がリサーチしたところ、主要購入者である主婦たちがこの商品を買うことで、手抜きしているような罪悪感を持ってしまうからです。彼女たちは、自分の恋人や夫、家族にケーキを作るのに、簡単な方法ではよくないと感じたわけです。

そこでこのブランドは、作る手順を少し難しくしました。水だけでなく、卵も加えないと完成しない商品にしたことで結果、インスタントケーキミックスは大人気となりました!

これはほんの一例です。他にもたくさんお話したいことがあります。ここからさらに詳しく話を続けるために、私たちは人間の本能について知る必要があります。

製品を強く印象づける
3つの販売テクニック

今から3つのテクニックを紹介します。3つのうち1つは、秘密兵器と言っていいでしょう。ぜひ、意識を集中して聞いて下さいね。

01.
食品ラベルに
美味しそうなワードを入れる

まずはじめに、1つ目のテクニックについてお話しましょう。みなさん、食品のラベルは信じていますか。
例えば私はよく「産地直送」「100%天然」「お肉屋さんイチオシ」という言葉を使います。ですが、それらが本当に意味しているものは何でしょう?正直に言えば、意味するものなどほとんどありません。

ラベルを見ると、買いたくなりますね。ですが実際の養殖場は、小さな場所にぎゅうぎゅうに詰め込まれた家畜たちへの餌やり場のようなものです。もう一度言いますよ。家畜たちへの餌やり場なのです。
「産地直送」という言葉ほど、素敵な響きはありません。

02.
購入したくなるよう
“進歩”をアピールする

2つ目のテクニック。それは、進歩しているように見せることです。第二次世界大戦の終わり、食料は非常に少なくなっていました。そこで畜産業には生産性が求められました。今となっては、非常に狭い空間で大量の家畜を育てられるようになりました。そして日々、進歩しています。

例えば、このくらいの大きさの部屋をニワトリの家畜小屋にするとしましょう。そこでなんと、100羽ものニワトリを育てることができるのです。

この会場だったら、何羽のニワトリが飼育できるでしょうか?おそらく約4,000羽は育てられるでしょう。どう思いますか?

でも、多くの人はそんな状況を知りたくありません。そんな消費者の気持ちを少しだけ変えてあげるのが私の仕事です。ではどうすればよいのでしょうか?
正しい言葉を選ぶのです。消費者が求めるような言葉を作り出すことに集中するのです。

ここで例を挙げましょう。この絵を見てどこに目が惹きつけられますか?

ページの真ん中に大きな文字で描かれた「理想を求めて(豚の健康のために)」という文字ではないでしょうか?ですがここに写っている写真は、実は以下の写真と同じです。

「理想を求めて」という文字のおかげで、実際よりもよく見えますよね。私たちはそこに進歩があるように感じるので、悪い気はしません。販売者にとって大切なことは、製品を見る大衆が気分よく感じることなのです。

小さな空間に、多くの家畜を育てることで起こる副作用の1つに病気があります。小さな空間に集めれば病気になりやすくなります。全世界の抗生物質の50パーセントは、農場で飼育されている家畜に使用されています。
そのような事実がある中でどのように大衆の購入意欲を上げるのでしょうか。
そう、言葉を使うのです。先ほど紹介した「porkcares.org」の例を見てみましょう。

「畜産はより効率的になり、獣医師の新しい技術を取り入れて生産しています」

この言葉を聞けば、買いたくなりませんか?ポジティブでしょう?

もし私たちが、未来の消費者(子ども)に向けて豚肉を販売するとしたら、おそらくこのように言うでしょう。
「これは、『豚』のぬりえです。とても素敵でしょう」と。

ここで大事なことは、私たちが進歩をしているのだと子どもたちに教えることです。泥だらけの場所から、キレイな飼育小屋へと豚を移動させます。つまり私たちは、汚く泥だらけで病気にかかる可能性が高い場所から、彼らを救い出していると思わせるのです。ポジティブでしょう?

ですが、この2つのテクニックだけでは十分ではありません。秘密兵器が必要なのです。

03.
消費者の
「知りたくない心理」を利用する

そしてその秘密兵器は、この部屋にあります。重要な秘密兵器とは何でしょうか?それは、あなたたちです。

スーパーマーケットで買い物をしている時、製品がどこから来るかなんて考えたくありませんよね。家畜たちがどのように扱われ、飼育されてきたかなんて、考えたくないでしょう。

わざと無知になるのです。この力は強力です。システムの中で行われる残酷な行いを無視して、誰も事実を気にせず見ないようにしているのです。

ありがとうございました。

Licensed material used with permission by :  Compassion in World Farming , Catsnake film
Photo & Movie : Compassion in World Farming

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