体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

世界人口の20%がかかっている「病気」- ワンダーラストとは?

IMG_4104

Photo credit: Keisuke Asami「イスラエル

TRiPORTライターのレティです。

「頭がおかしくなるほど旅に出たくてたまらない!」

例えば友達がこう言ったとき、あなたはそれに共感できますか? 答えが「YES」なら、あなたもお友達もWanderlustという「病気」にかかっているかもしれません。

ドイツ語がルーツになっている「ワンダーラスト」とは、「旅への渇望」という意味を持ち、旅せずにいられない旅心を指しています。この「旅への渇望」の原因は、一体どこにあるのでしょうか? 家族や教育の影響など、様々な説がありますが「ひょっとすると遺伝子のせいではないか?」と、研究者たちが「ワンダーラスト遺伝子」の存在を語っています。

ワンダーラスト遺伝子の真相

心理学の情報サイトPsychologyblogaimeeによると、ワンダーラストは「DRD4-7R」という遺伝子に左右されるそうです。DRD4-7Rは中枢神経系に存在する神経伝達物質のドーパミンと関係しているため、この遺伝子を持っている人は平均より好奇心が強く、常にそわそわする傾向があるのだとか。

では、どのぐらいの人がこのDRD4-7Rを持っているのでしょうか? 研究によると、世界人口の20%程度と言われています。そして、移民・移住の歴史をもっている国民ほど、この遺伝子を持っている確率が高いと1999年の心理学研究で発表されました。地球上のヒトの祖先はアフリカで誕生し、その後世界中に伝播していったと考えられていますが、チェン・チャウシン博士によるとアフリカから遠く伝播していった民族のほうがDRD4-7Rを持っている傾向が強いそうです。

また、National Geographic記者のデービッド・ドブス氏もこの学説を支持しており、DND4-7Rを持っている人はリスクが好きで、挑戦心が強いため、新しい場所、食べ物、考え方や人間関係を探検する傾向があると述べています。

sIMG_3264

Photo credit: Keisuke Asami「ノルウェー

共感できなくても理解してあげよう

上記のように様々な研究で、旅への渇望が遺伝子に原因すると発表されています。その一方で、複雑なメカニズムによる人間の心理が遺伝子だけで説明しきれないと、断言する研究者もいます。ワンダーラストの発達には想像力も大きな役割を果たしており、親が子供に対して、どのように接するかによって、その子供の旅心に影響を与えるのだとか。

1 2次のページ
Compathyマガジンの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。
GetNews girl / GetNews boy

オスカー2018年晴れ着撮影会