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100ドルよりも1杯の水。過激な社会実験が伝える「炎天下の恐怖」とは?

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アメリカである過激な社会実験が行われました。「炎天下の車内で10分間耐えることができれば100ドル」というニセのチャレンジ企画です。冗談にしても少々、度が過ぎるように思えますが、企画した団体は大真面目。危険を犯してまで、伝えたいメッセージ、仕掛ける方も本気度100%です。

仕掛人がボードを設置して、いよいよチャレンジがスタートしました。結果は目に見えていそうなものですが…それでも車に乗り込む人が後を絶たない。さすがはエンターテイメント大国のアメリカ、ノリがいいと言うか何と言うか。

ただひたすら10分間をじっと耐えることができれば勝ち。途中でギブアップする場合は、フロントシート中央にある救出ボタンを押すことで、外からドアを開けにスタッフが駆けつける。非常にシンプルなルール説明を受けます。ただしムリはしないこと。
このときはまだ余裕な表情の挑戦者たち、笑顔も見えます。そして…ドアが閉められました。

ものの数分も経っていないというのに、早くも上着を脱ぐ人、手をうちわ代わりにあおぐ女性。少しずつ雲行きが怪しく表情も険しくなっていきます。

こうなるとみな、目の前の赤いボタンにチラチラと目がいくように。気になって仕方がない様子。「まだ10分経たないのか?」そんな声が聞こえてきそうな表情に見えてきます。

やがて、汗が顔面をしたたり落ち、呼吸が荒くなってきました。グロッキー寸前の女性も。「もう限界!」とばかりにボタンを叩きます。

差し出された水を一気に飲み干す人、頭からかぶる人。みな、一様に大きなため息と共に安堵の表情が戻るチャレンジャー。
「人生で最悪の経験」「息をすることもできなかった」「閉所恐怖症になりそうだよ」ようやく息が整ってきたところで、この実験の本当の目的が告げられます。もしも、このシートに座っていたのが、あなたの子どもだったなら…。

この無謀なチャレンジを企画した「Kar4Kids」が伝えるデータによると、過去20年間で子どもが車内に取り残されて死亡する事故はアメリカで618件に及ぶそう。平均すると毎週、少なくとも子ども1人が車内放置による熱射病で命を落としていることが分かります。この過激なプロジェクトは、大人にも車内放置がどれほど危険であるかを、身をもって体感させることが、真の目的でした。

炎天下では、ものの10分〜20分の間に室温は外気温より約20℃近く上昇し、大人でも危険なレベル。一般社団法人日本自動車連盟(JAF)が気温35℃の真夏の車内温度を調査した実験結果でも、計測から1時間を経たずに車内温度は最高で57℃にまで達しています。
車内に子どもが取り残される危険は言うまでもありませんが、ガスライターやスプレー缶、未開封の炭酸飲料のビンや缶、電池など、車内に放置しておくと危険なモノもたくさんあります。行楽地へのドライブや旅行が待っている夏休み。注意が必要ですね。

Reference:一般社団法人日本自動車連盟
Licensed material used with permission by Kars4Kids

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