「自分が拷問されている場面」を描く作品を募集 高嶺格の驚愕展覧会

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「自分が拷問されている場面」を描く作品を募集 高嶺格の驚愕展覧会

高嶺格プロデュース展「明日の拷問」スクリーンショット
11月11日(水)から11月23日(月・祝)に渡り、現代美術家・高嶺格さんプロデュースによる展覧会「明日の拷問」が秋田県のオルタナティブスペース・ココラボラトリーで開催される。

開催にあたり、「自分が拷問されている場面」を想像して描いた平面作品の募集が行われている。

応募は7月10日からはじまっており、締め切りは9月3日(木)まで(当日必着)。賞や賞金も用意されており、入賞作品はすべて同展で展示される。

入賞作品の「拷問」を実際に体験!

高嶺格さんは、数多くのパフォーマンス、映像、彫刻、インスタレーション作品などを国内外で発表する鹿児島県出身の演出家/美術家。

イギリスを含む4つの美術館を巡回した回顧展「とおくてよくみえない」、震災以降の状況をダイレクトに扱った「高嶺格のクールジャパン」、視覚障がい者に案内されながら巡る「てさぐる」などの個展を行ってきた。

今回、高嶺さんがプロデュースする展覧会「明日の拷問」では、平面作品を一般募集している。

審査基準として、拷問としての斬新さオリジナリティを重視。その他、リアリティ、描写力などから総合的に審査をし、作品の中から「明日の拷問賞」(1点)賞金10万円、「明日の想像力賞」(1点)賞金5万円、「明日のリアリティ賞」(1点)5万円の3つの特別賞と、「鬼畜賞」(20点程度)を選考・展示する。

また、入賞作の中から数点を選び、高嶺さん監修のもと「拷問」を実際に体験する試みを行い、その様子を動画として記録。その映像も同展覧会にて発表するという。

なお、生死に関わる/巨額の費用がかかるなど、実体験が難しい場合は、擬似的な体験としてアレンジされる可能性もあるという。

前々から気になっていた拷問ですが、最近リアルに気になってきました。拷問は様々な国際条約で法的に禁止されています。
しかし現実には行われているし、将来なくなるとも思えない。一歩間違えば自分だっていつか拷問されるかもしれない。
それは無意識に心理的抑圧として、日々の言動に影響しているのではないか?
そんな思いから「明日の拷問」展を企画しました。自分が拷問されている姿を想像するのは実におそろしいことです。
しかしここでは発想を逆転し、歴史上なかった、しかし将来ありえるかもしれない拷問について想像を膨らませ、心の準備をしておくことで抑圧から解放される、そんなプロセスとなることを目指しています。

高嶺格さんのコメント

引用元

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