ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

主戦場をYouTubeに移した日本エレキテル連合に再評価の機運

DATE:
  • ガジェット通信を≫

 2014年、「ダメよ~、ダメダメ」でおなじみの「未亡人 朱美ちゃん」ネタで大ブレイクし、流行語大賞も受賞したお笑いコンビ・日本エレキテル連合。今年に入ってからはテレビで見かける機会も減り“一発屋”などと揶揄されることもあるが、YouTubeで公開している動画チャンネル「日本エレキテル連合の感電パラレル」(通称・感パラ)がきっかけで再評価の声が高まっている。

 自身が出演するYouTubeのCMでも「ここが私たちのホームグラウンドです」と語っているように、2013年8月のチャンネル開設以降、連日コントをアップロードしつづけ、登録者数は15万人を突破している。日本エレキテル連合とYouTubeの親和性について、テレビ局関係者はこう語る。

「正直『朱美ちゃん』ネタを見たときからテレビ向きではない芸人さんだなと思っていました。お笑いというより上質なアングラ演劇を観ているようで、万人受けしないだろうという印象でした。だからこそ規制の多いテレビではなく、自由に活動できる劇場や動画投稿サイトの方が実力を発揮できるのは間違いないでしょう。

 私自身、彼女たちのYouTube動画を片っ端らから観てみましたが、これが本来の実力だったのかと驚いています。彼女たちは、コントをアートにまで高める才能の持ち主。関西人カップルを演じる『ナニワシンドローム』、見世物小屋がテーマの『三好ナイト』などのコントは、アングラ好きにはたまらないはずです」

 YouTubeでの活動だけでなく、最近では、誰もが知っている「朱美ちゃん」ネタを“封印”するようになったのも大きな変化だ。ブレイクのきっかけとなった「朱美ちゃん」を演じなくなったことで、人気にどんな影響が出ているのだろうか。YouTubeをきっかけに日本エレキテル連合のファンになったという女性は、こう語る。

「テレビで話題になった頃、『朱美ちゃん』の何が面白いんだろうと思っていましたが、今年に入ってから『感パラ』を観て激ハマりしています。ネタの独創性や風刺の鋭さ、2人の演技力はいうまでもないですが、なによりコントを心から楽しんでいることが伝わってきます。毎日コントをアップし続けている熱意も感じます。

『朱美ちゃん』ネタを封印したことには賛否両論あるようですが、彼女たちのネタはアヴァンギャルドな雰囲気があるので、たとえば鳥居みゆきさんの場合のように、しっかり理解して受け止めてくれる熱狂的なファンは離れないと思います。私が好きなコントは『ナースのお勧め』と『Music Fairy』シリーズです」

 わかりやすさ優先でメジャーなネタしか披露できないテレビと違い、YouTubeならマイナーなネタも披露することができる。地道な努力とこだわりのネタで、じわじわと固定ファンを増やしているようだ。


(NEWSポストセブン)記事関連リンク
日本エレキテル連合 「朱美ちゃん色」を薄めるべく活動中
日本エレキテル連合「朱美ちゃん」 いじめ受けていた暗黒時代
SKE48メンバー 芭蕉の句に「“くそがき”どもが夢のあと」

NEWSポストセブンの記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP