ガジェット通信

見たことのないものを見に行こう

水の国オランダのアムステルダムにて、運河めぐりを楽しもう!

DATE:
  • ガジェット通信を≫

「世界は神が創造したが、オランダはオランダ人が創った」

これは世界でも有名な言葉ですが、一体どのような背景があって生まれたのでしょうか?

「低い国」を意味するネーデルランド王国(オランダの正式国名)は、その意味の通り、今現在でも国土全体の26%が海抜以下(海より低い)にあります(オランダ統計局発表数値)。

かつてはとても湿地が多く、とても住みにくい環境でした。ところがオランダの人々は、この土地を少しでも住みやすい場所へと変えていく工夫を始めます。

まず海や川から土地を守るために、堤防を作りました。

そしてオランダの有名なイメージの1つでもある風車を活用し、土地から水を運河や水路へと排出して、干拓地を作り上げていきったのです。今では、3000以上もの干拓地があると言われています。

こうして「創りあげられた」オランダは、今では川に運河にと、沢山の水の流れが風景の中に組み込まれています。洪水など脅威の相手となることもあるものの、オランダの人々は様々な形で、この「水のある光景」を楽しんでいます。

春先から秋にかけて、オランダ各地では中心市街を流れる運河を巡るボートツアーを多く目にします。また運河のみならず、オランダを流れるいくつかの川の一部をクルーズするツアーもあります。

ただ様々な場所で、それぞれに素晴らしい「水を巡る」楽しみがありますが、やはり逃してはならないのは、首都アムステルダムの運河めぐりです。

アムステルダムは、オランダの「黄金の時代」と呼ばれる17世紀に、ヨーロッパにおける重要な国際貿易港として栄えます。

かつての土地から水を排水するという目的のみならず、海外から運び込まれた物資を運び込むための水路などとして、沢山の運河が造られました。その後、衛生上の理由で埋め立てられた部分もあるものの、現在も運河は、約165本、全体で100キロメートルほどにも及びます。(ちなみに水の都として有名なベネチアの運河は全長約3.8キロ)

オランダの大繁栄期の17世紀前後、裕福な商人たちが、これらの運河沿いに住宅、オフィス、教会、橋などを建てていきました。今も運河沿いには、屋根の形に特徴のある家々など、デザインの優れた建物が隙間なくぎっしりと立ち並ぶ、見事な光景が残っています。

また家のみならず、それぞれの運河を渡す様々な橋は、その数1200以上とも言われています。それぞれの橋は、デザインや機能などが違い、またそれぞれの街角の光景にうまく溶け込み、見応えがあるものも多くあります。

ちなみに数ある運河のうち、「シンゲル運河内の17世紀の環状運河地区」は、2010年に世界遺産に認定されています。

春から夏の特に晴れた日には、地元のアムステルダムっ子を始め、多くのオランダ人たちが、この美しい「運河の中」に繰り出してきます。そしてその楽しみ方も様々です。

自家用の小型のモーター付きのボートで、運河沿いの光景を楽しみながら「水上散歩」している人たち。

お弁当、おつまみや飲み物などを持ち込んで、水の上に漂いながら「水上ピクニック」を楽しむ人たち。

また大き目のボートで「水上パーティー」をしている人たち。混雑している道路を避けて、運河を道路代わりに使い、移動する人たち。そして、沢山の人たちが繰り出すため、パトロールをする警察官たち。

またオランダ人のみならず、世界各国から、観光で運河めぐりをする人たちも沢山います。

有名観光地の近くで乗り降り自由な運河バスに乗ったり、定期クルーズに乗ったり、ボートをレンタルするなど、いくつかこの運河めぐりを楽しむ方法があります。

水と共に生きてきたオランダの中でも、格段に素晴らしい水辺の光景を楽しめるアムステルダムの運河。

夏の晴れた日にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

カテゴリー : 生活・趣味 タグ :
GOTRIP!の記事一覧をみる ▶
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

TOP