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オランダが、プラスチックを再利用して道路をつくる初めての国になるかもしれない

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世界中に溢れるゴミをなんとか有効活用できる方法はないものだろうか?なかでもプラスチックは自然にも還らず、海を漂い、プランクトンが食べることによって食物連鎖で人間の体まで到達する厄介なシロモノだ。

しかし、オランダの企業フォルカヴェッセル社が発明した「プラスチックロード」なら、その特性をうまく有効活用できるかもしれない。

新しい資源が必要なく
自然の影響をほとんど受けない

「プラスチックロード」は、文字通りリサイクルしたプラスチックでつくるパズル型の道路だ。重量も軽く地面に置くだけで利用できる。

自然の影響を受けにくいことは言わずもがなだ。天候や水の影響もほとんど受けず、サビや腐敗が発生しない。構造上気温への耐性もあり、マイナス40度からプラス80度までの環境温度に対応できるそうだ。
そのため、アスファルトなど既存の道路の3倍は長持ち。メンテナンスのための道路封鎖も減らし、そのために発生する渋滞を緩和することもできると言われている。

道路の中は空洞になっており、電気ケーブルや水道管を通したり、雨水の逃げ道としても利用できる。さらには、走行音を静かにする効果や、路面温度を低く保つ仕組みにもなっているという。

さらに、一つひとつのピースをパズルのようにあてはめることで建設できるため、作業コストも大幅に削減可能。計算上ではこれまで1ヶ月かかっていた作業が、たったの1週間で完了できるようになる。

「海洋ゴミ」を
道路へと再生できる

このシステムであれば「プラスチックスープ」とも呼ばれ問題視されている海洋ゴミを、資源として有効活用できる。まさに、「ゆりかごからゆりかごまで」というリサイクルの思想を実現する画期的なアイデアなのだ。

いまの時点ではまだコンセプトデザインの段階だが、開発を行ったフォルカヴェッセルス社は実用化に向けてパートナーを募集中、3年以内の実現を目指している。

環境問題のみならず、全ての効率が大幅に上がることを考えれば、永久に続くようにも感じる道路工事の騒音なども幾らか気にならなくなるかもしれない。今後に期待だ。

Licensed material used with permission by VolkerWessels and KWS Infra

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