『ストレイヤーズ・クロニクル』栁 俊太郎インタビュー

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サブ1

6月27日公開の映画『ストレイヤーズ・クロニクル』は、望まぬ特殊能力を持って生まれた2組の若者たちの苦悩や希望を描いたアクション・エンタテインメント。“希望”のチームスバルと、“絶望”のチームアゲハ――。敵対する対照的な2組のうち、チームアゲハに属し、全身硬化の能力を持ったヒデを演じたのは、モデル・俳優として注目を集める、栁 俊太郎。独特の存在感で活躍の場を広げる彼に、本作についてはもちろん、俳優としての今後やプライベートのことなどさまざまな“気になる”話を訊いた。

サブ2

――そういえば、映画のプレス資料に「栁、意外とお喋り」という気になるコメントがあったのですが……。
栁「え!? 僕ですか!?」
――佐藤プロデューサーがそうコメントされています(笑)。
栁「………あー! 茨城で撮影したときに泊まりだったので、みんなで飲みに行ったりしてて。そのときのことじゃないですかね?(笑) 現場では本当にオレ、あまりしゃべってなかったんですよ」
――緊張感のある現場で、いつそんなに話すタイミングが? と思っていたのですが、なるほど(笑)。
栁「完全に、酒が入ってますね(笑)。岡田(将生)くんや白石(隼也)くん、(成海)璃子ちゃんも結構飲みますし。そのときは結構しゃべったかも(笑)」
――現場以外では、アゲハもスバルも関係なく和気あいあいとした感じだったんですね。お酒を飲みながらどんな話をしたんですか?
栁「なんだったっけなぁ……記憶が(苦笑)。岡田くんがお酒強くて、かなり飲むんですよ。僕は強くないので、普段あまりたくさん飲まないんですけど、岡田くんのペースに着いて行ったら結構やられましたね」
――岡田さんは飲んでも変わらないタイプなんですか?
栁「それなりに変わってはいると思うんですけど、楽しいテンションは一定で、本当にお酒が好きなんだなっていう感じ。白石くんは……白石くんのほうが、しゃべっていたと思いますよ!」
――ははは(笑)。
栁「白石くんは、2時間ぐらいサッカーについて語ってました」
――栁さんもサッカーがお好きですよね。サッカーの話なら負けないのでは?
栁「でも、ずっとしゃべっていて、僕に話す隙を与えてくれないんですよ(笑)。本当にサッカーの知識がすごいし、僕らが口を挟める感じでもなかったです。こんな感じで、飲みながらの会話は真面目な話はしていなかったですね〜。くだけた話が多かったです」
――プライベートでは、俳優仲間とお酒を飲みながら熱く語り合ったりすることもあるんですか?
栁「俳優仲間……っていうのがあまり多くなくて。もちろん、現場でご一緒した俳優さんとは仲良くしたいんですけど、いろんな職種の人と仲良くなりたいタイプなんです。だから、音楽をやっている友だちとか、ファッション関係の友だちと遊ぶことが多いんですよね。そういうときは、熱い話をしたりすることもあります」
――異業種だから深く話しやすい、みたいな部分も?
栁「そうですね。それに、話していて面白いんです。なかなか聞けない話だったり、自分が私生活で感じにくいことだったりを、その人なりの感覚で話してくれるから」
――悩み相談みたいなこともあったり?
栁「悩みっていうよりは、近況報告というか。『次、こんな役決まったんだよね』って話すと、俳優とは違った目線で『こういうことしたら面白いんじゃない?』とか『オレだったらこう演じるな』とか話してくれるのが面白くて。全然、違う目線で話してくれるんです」
――プライベートで、役柄を引きずってしまうことはないですか?
栁「引きずってるつもりはないんですけど……自然とテンションとか、話すトーンとかは、完全に抜けなかったりはするかも。といっても、ヒデのテンションは、僕の普段のテンションとあんまり変わらないんですけど(笑)」
――ははは(笑)。
栁「でも、不思議なことが起こることが多いんです。台本で読んだこととか、これから演じるシーンに似たような出来事が私生活でも起こる。勝手に自分が“同じだ!”って感じているだけかもしれないんですけど。そう考えると、引きずる・引きずらないっていうよりは、台詞が頭に入ったまま、仕事のことが頭から抜けきれていないことは多いのかもしれないですね」
――台詞は、すぐに覚えられるほう?
栁「覚えることに関しては、あまり苦労していません。……そこまで口数の多い役をやっていない、っていうのもありますけれど(笑)。台詞の覚え方は、最近になって、やっと、自分なりのやり方みたいなものを見つけられてきたような気がします。まだ全然ですけどね。台詞を覚えることが一番ではないし、覚えてからどうするかが大事だなと思っています」
――演じるとき、いつも決まって意識していることはありますか?
栁「自分と役柄とのバランスというか。テンションだったり、話し方だったり、あまり無理せず、自分の中から役が出てくるように……いや、でもそれ違うな。今までの役はボソボソしゃべって、自分と近いような役が多かったのでそうなんですけど。多分、自分と全然似ていない役がきたら違うと思うし。だから、特に今まで意識していなかったかもしれないですね」
――自分と共通する部分が多いと演じやすい?
栁「うーん、逆に近いと、“どう変えてやろう?”って思うかも。まだ僕は、全然、経験が浅いので」
――では、これから演じてみたい役はありますか?
栁「歴史上の人物とか、実在した人物を演じてみたいです。実際にこの世に生きていた人を演じることって、自分の想像でキャラクターを作り上げていく感覚とは違うと思うから。とにかく、これからもっといろんな役を演じてみたいです」

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▼プロフィール
栁 俊太郎
1991年5月16日生まれ、宮城県出身。2009年より『MEN’S NON-NO』専属モデルとして活動。2012年公開の映画『ヴァージン/ふかくこの性を愛すべし』で本格的な俳優としての活動もスタートさせ、以降は映画・ドラマ・CMなどで活躍。近年の主な出演作に、映画『渇き。』、『クローズEXPLODE』、ドラマ『弱くても勝てます 〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望〜』、『黒服物語』などがある。
公式サイト http://www.anore.co.jp/artist/actor/yanagi/index.html

▼作品情報
『ストレイヤーズ・クロニクル』
6月27日(土)全国ロードショー
公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/strayers-chronicle/index.html
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)本多孝好/集英社 (C)2015「ストレイヤーズ・クロニクル」製作委員会

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