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会社法上の公開会社とは、上場会社のこと?

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Q.

 その会社の株式を誰でも自由に売買できる仕組みとなっている会社のことを会社法上「公開会社」といいますが、それって結局、株式市場に上場している会社のことですよね?

(1)その通り。公開会社と上場会社は同じもの
(2)違う。公開会社と上場会社は別のもの

A.

正解(2)違う。公開会社と上場会社は別のもの

 会社法2条5号は、公開会社を「その発行する全部又は一部の株式の内容として譲渡による当該株式の取得について株式会社の承認を要する旨の定款の定めを設けていない株式会社をいう。」と規定しています。つまり、発行株式の全部又は一部について譲渡制限がついている株式を発行している株式会社以外の株式会社を公開会社としているのです。

 これに対して、上場会社とは、証券取引所において株式が売買されている会社のことを意味します。
株式について譲渡制限がつけられていないということは、その会社の株式を自由に売買することができるということを意味します。しかし、株式を自由に売買できることと、その株式の売買を証券取引所で行うこととは別のことです。つまり、株式市場に上場していなくても、したがって、証券取引所で売買を行わなくても、当事者間で株式を売買することは自由だからです。

 したがって、これをまとめますと、
(1)譲渡制限のある会社
(2)譲渡制限はないが証券取引所で株式が売買されていない会社
(3)譲渡制限はなく証券取引所で株式が売買されている会社
があることになり、会社法上の公開会社は(2)と(3)を意味し、上場会社は(3)を意味しますから、両者は必ず一致するというものではありません。

 なお、一般用語としては、公開会社は上場会社と同じ意味で使われていますが、会社法上では異なるのです。

元記事

会社法上の公開会社とは、上場会社のこと?

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