体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

きゃりーぱみゅぱみゅだけじゃない!ミラノ万博で日本文化を紹介するGENとは

61426_10151179297888381_1226253654_n

齋藤由佳子氏とスローフード創立者カルロ・ペトリー二氏

7月11日にミラノ万博の日本館では、日本を特集する「ジャパンデー」が行われました。世界中で人気を集めている日本食を味わうために、毎日日本館を訪れる人もいるほど。クールジャパンの魅力を感じて、ミラノ万博に足を運んだお客も少なくなかったと思います。ジャパンデーには様々なイベントが行われ、なかでもきゃりーぱみゅぱみゅのライブが特に注目を浴びたとか。

2015年ミラノ万博のテーマは「地球に食料を、生命にエネルギーを」であり、食を通して世界の国々の文化が紹介されています。そのなかで和食文化を発信しているのは日本館だけではありません。GEN社(Genuine Education Network社)は、イタリア食科学大学と提携してミラノ万博内のスローフード館にて、日本の食文化に関する講義を行っています。今回はGEN代表取締役社長の齋藤由佳子氏に話を伺いました。

10394059_10152544661433381_1253422037413945997_n

リクルートから食教育の道へ

—まずGENについて教えてください。

「GEN」とは「Genuine Education Network」の省略で、2014年に起業したイタリア政府認定スタートアップ企業です。GEN社はスローフードの哲学をベースとし、大学機関や地域、そして食の生産現場をネットワークすることで「食のほんもの」を学べる世界的な教育プラットフォームの構築を目指しています。世界の子供たち、そして専門家育成に食文化と味覚の教育を行い、Genuine(ほんもの)な食とは何か、異なる食や文化を学び合うことの大切さを教えています。GENの社名は日本語の「源」にも由来しており、食の源を守り、地球環境と人間の生活をよりよくすることの大切さを食の教育を通じての実現を目指しています。
現在ミラノ市内のドゥオーモ広場、ミラノ万博内のスローフード館、またスローフード創立者カルロ・ペトリー二を総学長とするイタリア食科学大学など、5カ所でGenuine Japan Lecturesという授業を毎月2〜3回開催しています。講義を行うのはGEN社が招致する日本人の専門家と弊社が認定する外国人の「和食文化講師」です。

10473619_379801155550508_3122538089050710075_n

—齋藤さんは「GEN」を立ち上げるまで、どのような道を歩んできましたか?

私はもともと日本では「リクルート」という会社に勤めてIT関係の仕事をしていましたが、同時に自分のビジネスを始めて、ワインディストリビュータの仕事をしていました。お客さんはほとんど東京に住んでいるexpat(※)でしたが、2011年の震災で、たくさんのお客さんが帰国してしまいました。それをきっかけに、もっと味覚や食について勉強したいと思い、二人の子供を連れてイギリスに渡り、ワインの勉強をしました。そこからハンガリーに行き、イタリアに移動して、2012年にピエモンテ州にあるイタリア食科学大学に入学したんです。日本を去ってから大学院を卒業した2014年までずっと「どうやって『食』と『教育』を自分の仕事にできるか」と考えていました。そしてやっと去年会社を立ち上げて、今は新しい食の教育プログラムを作っています。

1 2 3次のページ
Compathyマガジンの記事一覧をみる
  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

山寺宏一&高木渉で『ポプテピピック』

GetNews girl / GetNews boy