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新しい食品表示「機能性表示食品」ってなに?

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2015年4月にスタートした「機能性表示食品」。6月には、すでにその商品が店頭に並び出している。これまでとなにが違うのだろうか?

野菜や果物などの生鮮食品にも記載可能な「機能性表示食品」とは……?

●「機能性表示食品」ってなに?

これまで「脂肪の吸収を抑える」「おなかの調子を整える」などの食品の機能を表示できたのは、国が個別に審査を行い許可した「トクホ(特定保健用食品)」と、科学的根拠が確認されている栄養成分を一定量含むサプリメントなどの「栄養機能食品」のみだった。

トクホを取得するには億単位の費用と年単位の時間がかかるため、実際に申請しているのはほとんどが大手企業というのが実情だ。それを「事業者の責任において、科学的根拠を証明できれば、届け出制にする」としたのが、「機能性表示食品」だ。

●「届け出制」って、なんだか心配!?

「届け出だけでOKなら、虚偽・誇大表示が増えそう……!?」と心配だが、届け出された内容とその根拠は、すべて消費者庁の公式ページから確認ができる。「消費者みんなでおかしいところがないかをチェックできるよう、専門用語を多用せず、できるだけ分かりやすく根拠を示す」ことも求められている。

消費者庁公式ページ
http://www.caa.go.jp/foods/index23.html#m04

実際に販売される商品を使って臨床試験が行われている場合には「○○の機能があります」と表示される。すでに、行われているほかの研究を科学的な根拠とする時には、「○○の機能があると報告されています」と表示されている。

●どんな表示をしていい?

健康の維持・増進に関する表現なら、「体脂肪を減らす効果があります」「ひざ関節の曲げ伸ばしを助ける機能があります」「見る力の維持をサポート」など、身体の特定の部位に関する表現もOK。ただし、「糖尿病の人に」「高血圧の人に」など病気の改善や予防効果を暗示するような表現はNGである。

あわせて商品パッケージに摂取上の注意として「本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません」とも表記される。

●絶対に安心?

食品の安全性は長い月日を経て判明することもあるため、国のお墨付きであるはずのトクホでも、ときとして「空腹時に摂取すると、健康に悪影響がある」「発がん性の疑いがある」といった事例が後になって報告されているケースもある。

機能性表示食品に関しても、「これさえ食べておけば大丈夫!」というような食品では決してない。表示に踊らされ過ぎることなく、主食、主菜、副菜をバランスよく食べるのが、健康を守る大原則であることは、忘れないようにしよう。

(たままい。+ノオト)

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