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賃貸住宅の不満の3大要因は、音、暑さ・寒さ、湿気にあり!

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「4人に3人は、住んでいる賃貸住宅に不満を持っている」、という調査結果をLIXIL住宅研究所が報告した。どうやら住宅の基本構造に、その原因があるようだ。
どんな不満を感じているのか? なぜ不満を感じる住環境になるのか? 考えてみよう。【今週の住活トピック】
「賃貸住宅の不満に関する調査報告」を発表/(株)LIXIL住宅研究所不満を生む3大要因は、音、暑さ・寒さ、湿気

調査対象は、賃貸アパートやマンション、公営住宅に住む既婚女性の750人。
現在住んでいる賃貸住宅の機能性について、不満点があるかどうか聞いたところ、75.7%が不満点があると回答。特に賃貸アパート居住者で、不満点を持つ人が80.6%と多かった。

次に、不満点があると回答した568人に、どんな点が不満かを聞いたところ、不満の多い順に「上階の足音や声が響く」(27.5%)、「断熱効果が弱く、夏暑く、冬寒い」(24.8%)、「風通しが悪く、湿気がこもり、カビがはえやすい」(23.6%)、「壁が薄いため、隣室や外の音がうるさく、室内の音も外にもれる」(23.1%)となった。

実に2割以上の人が、音、暑さ・寒さ・湿気の機能性に不満を感じていることが浮き彫りになった。

【画像1】現在お住まいの賃貸住宅の機能性で、どんな点が不満ですか? (複数回答)(出典:(株)LIXIL住宅研究所「賃貸住宅の不満に関する調査報告」より転載)

では、その不満はどうやって解消するのだろう?
不満点を解消するために引越しを考えているか聞いたところ、「すぐにでも引っ越ししたいと思っている」が17.1%、「次の更新の際に引っ越ししたいと思っている」が18.1%で、合計すると35.2%が引越しを検討していることが分かった。賃貸住宅のこうした不満を解消する方法はある?

さて、不満点で5位だった「シャワートイレ」の不満を解消するには、トイレの便座を温水洗浄便座に交換すれば可能だ。衛星放送やエアコンなども、後付けが可能。大家に交渉して、改修してもらうという道もある。

しかし、音や暑さ・寒さの問題を解消する、遮音や断熱などの機能性を向上させるのは、それほど簡単なことではない。
遮音機能を高めるには、床や壁の厚み、サッシの遮音性能を上げる必要がある。断熱機能を高めるには、床や壁の断熱材を補強し、省エネサッシに交換するなどの必要がある。

湿気対策については、湿気がこもる原因にもよるが、風が通り抜けるための入り口と出口を確保できない間取りであれば、間取りの変更が必要ということも。

いずれにしても、住宅の基本構造にかかわる部分を改修しなければ、不満を解消できないことになり、費用をかけた大がかりな改修が必要だ。住んでいる賃貸住宅の不満を解消するには、引越しをするという結論になるのも、致し方ないということか。

では、なぜ賃貸住宅で、基本構造に起因する不満が多くなるのだろう。
賃貸経営は、賃貸住宅を建築する先行投資をして、毎月の賃料を得ることで先行投資分の回収や利益を得る仕組みだ。建築コストを抑えることが、先行投資の早期回収につながるため、法規制の最低レベルの機能性で賃貸住宅を建てることが多い。

特に基本構造部分は、性能を上げるほどコストがかかるのだが、一見しただけでは性能の違いが分かりにくい場所でもある。暮らしの快適性を左右する部分でもあるので、実際に見学する際、しばらく部屋で音の聞こえ具合を確かめたり、暑さ寒さを体感したり、風が通るか空気だまりになる場所はないか見たりして、できるだけ時間をかけてしっかりチェックするようにしてほしい。
元記事URL http://suumo.jp/journal/2015/07/15/93893/

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