世界初の“貧乏ゆすり”ガジェット!『YUREX』発売直前レビュー

access_time create folderガジェ通 生活・趣味

「なくて七癖」と言うように、だれでも何かしらクセは持っているもの。なかでも、座っている間に足などをユサユサゆする“貧乏ゆすり”は、“お行儀が悪い”とマイナスイメージが強いクセのひとつです。カヤックが4月24日に発売予定の『YUREX(ユレックス)』は、そんなマイナスイメージを払拭する、世界初の“貧乏ゆすり”ガジェット。編集部で発売直前に製品をお借りすることができたので、早速触ってみました(すべての写真を見るにはこちら)。

カヤックは、貧乏ゆすりが、そのクセを持つ人の“集中した状態”であると大胆に仮定。貧乏ゆすりを検出して、逆にその集中状態を作り出すためのガジェットとして『YUREX』を開発しました。普段は貧乏ゆすりをしない筆者ですが、これは早く貧乏ゆすりをしないと損なのでは……。はやる気持ちを抑えてパッケージを開封します。

パッケージには製品本体、足に装着するためのストラップとベルト、USBケーブル(mini-B type)、交換用バランスボール2コが収納されています。本体にベルトを装着し、足の周りにぐるりとストラップを巻きつけたら組み立て完了です。

『YUREX』は、スタンドアロンで使う“本体モード”と、パソコンに接続して使う“USBモード”の2種類の動作モードがあります。本体モードでは、スイッチをONにすると計測を開始。『YUREX』が貧乏ゆすりの振動を検知して、装着してから累計の貧乏ゆすり回数をカウンターに表示します。このカウンターはリセットされることがないので、生涯の貧乏ゆすり回数を記録することができます。カウンターは10ケタ、つまり99億9999万9999まで用意されているので、どんなに高速で貧乏ゆすりする人でも大丈夫。ちなみに、この商品では1回の貧乏ゆすりを『BBU』という単位で表します。「Bin Bou Usuri?」いいえ、「BBU=Bounding Body from Unconciousness」だそうです。

USBケーブルで『YUREX』をパソコンに接続した状態が、USBモード。専用アプリケーションをインストールすると、接続するたびにアプリケーションが自動で起動し、すぐに利用できます。初めて起動すると、まず貧乏ゆすりの計測が始まり、現在の貧乏ゆすりのリズムを波形で表示。一定回数以上の計測により、『インナービート』と呼ぶ、その人固有の振動数を解析してくれます。

ここからがUSBモードのユニークなところ。現在のリズムと固有の『インナービート』を比較して、今の“集中の度合い”を「ダレ」「ノリ」「ノリノリ」の3段階で判定してくれます。さらに、「ノリノリ」の波形を再現し、それに合わせて故意に貧乏ゆすりをすることで、最も集中した状態を体とアタマに再現してくれるというのです。確かに、規則正しくリズムを刻んでいる状態は、集中できているのかも……?!

息抜き用の機能として、ミニゲームも付属します。こちらは、『チアモード』と呼ぶもの。読んで字のごとく、実写で撮影されたチアガールが、ユーザーを応援してくれます。応援してもらうには、ランダムで表示された回数の貧乏ゆすりが必要。最初は遠くに小さく表示されたチアガールが、貧乏ゆすりによりだんだん近づき、規定回数に達するとご褒美映像でユーザーを熱く励ましてくれます。

パソコンがネットにつながっていると、さらにスゴいことに。世界中の『YUREX』から集まった貧乏ゆすりのログが表示され、ワールドレコードやランキングが発表されます。さらに、世界から集まった貧乏ゆすりのパワーがビッグバンを引き起こし、宇宙を誕生させることもできるとのこと。ここまで来ると、スケールが大きすぎて、もう何のガジェットだか分かりません。

この商品はカヤックと、アートユニットの明和電機がコラボレーションして企画されたもの。カヤックは本体に付属するアプリケーションやウェブサイトの制作を担当し、明和電機が本体のデザインを担当しています。前述の『BBU』という単位も、明和電機が提唱したものとされ、『YUREX』の公式サイトには『BBU概論』という明和電機のコンテンツが公開されています。これを観ると、貧乏ゆすりへの憧れと妄想(失礼!)がふくらむこと請け合い。ハマった人は、限定3000個の予約注文を急ぎましょう。価格は1万2600円です。この記事の配信元はこちら

『YUREX』仕様

アプリケーションの動作環境:
Windows XP SP3以上、VISTA SP1以上
Mac OS 10.5 以上
※アプリケーションの動作には、アプリケーション実行環境『Adobe Air』のランタイムが必要です。

連続使用時間(本体モード):60時間
※USB接続時はパソコン側から給電します。

電源:ボタン電池CR2032

本体サイズ:W256mm×H81mm×D20mm

『YUREX』公式サイト

■関連記事
ひろゆきア然!クリエーターが自らお金をねだるゲーム『モリタポ乞食』
2ちゃんでおなじみのFlashゲームイベント『Flash Game Festival ‘09』、ゲームコミュニティ『モゲラ』の協力で開催
ひろゆきイズムの継承者になりたい!『2ちゃんねる』ブラウザの作者・山下遼太インタビュー 前編
ひろゆきイズムの継承者になりたい!『2ちゃんねる』ブラウザの作者・山下遼太インタビュー 後編
あのFlashゲームが現実に!?『東京リアル脱出ゲーム2』開催!

  1. HOME
  2. ガジェ通
  3. 世界初の“貧乏ゆすり”ガジェット!『YUREX』発売直前レビュー
access_time create folderガジェ通 生活・趣味

shnsk

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。