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Dorothy Little Happy 5人が青春を費やして表現した一大絵巻、誠実過ぎた結末……別々の道へ callmeは最新曲配信

Dorothy Little Happy 5人が青春を費やして表現した一大絵巻、誠実過ぎた結末……別々の道へ callmeは最新曲配信

 「誰かの心の支えになれる存在でありたい」その想いを胸に質の高い、そして温もりのある音楽とパフォーマンスを誠実に届けてきたアイドルグループ Dorothy Little Happy(ドロシーリトルハッピー)。7月12日、憧れの地・中野サンプラザにて5周年記念ツアーの最終公演を開催した。

Dorothy Little Happy キュートなライブ写真一覧

<世界中でここ中野サンプラザが一番楽しいライブにしたいと思いまーす!>

 この日の公演は、事前にアナウンスされていた通り、秋元瑠海、富永美杜、早坂香美の卒業コンサートでもあり、5人時代のラストステージをその目と耳に焼き付けようと全国からファンが集結。「中野サンプラザ! 最後まで盛り上がっていきましょー!!!」超満員の光景にメンバーも自ずと気合いが漲り、オープニングの「Tell me tell me!!」「未来への虹」「Breaking through」から眩いほどキラキラ輝いた表情と歌声、そして一糸乱れぬ5人の息の合ったパフォーマンスを披露してみせる。その姿に泣きじゃくりながら「オイ! オイ!」と拳を振り上げる者、これほどまでに完成度の高いライブができる5人の離別に「もったいない」とこぼす者、5人の美しいステージングにただひたすら見惚れる者など、5人時代最期の時間と対峙する者たちの様々な想いが会場を駆け巡る。

 「Dorothy Little Happyの富永美杜です。皆さん、今日は最高の1日にしましょう! よろしくお願いしまーす!」「はい、秋元瑠海です。よろしくお願いしまーす!」「皆さん、こんばんはー! Dorothy Little Happyの早坂香美です。今、私の目にはみんなの顔が見えてます。今日は最高の1日にしましょう!」「白戸佳奈でーす! 皆さん、今日はお集まり頂き、本当にありがとうございます!」「はい、高橋麻里です! 今日も麻里の歌声であなたのハートを癒してあげちゃいますっ! 一緒に楽しもうねー!」5人時代最後の自己紹介も全員元気いっぱい。メンバーの卒業公演と思えないハッピーグルーヴ全開で、誰もが純粋にこの瞬間を楽しんでおり、「今日は世界中でここ中野サンプラザが一番楽しいライブにしたいと思いまーす!」この宣言通りポジティブなライブが本編最後まで貫かれていた。

<5人のドロシーがその青春を費やして表現してみせた一大絵巻>

 特に終盤の幸福感のスパークぶりは半端なく、フリートークを許された富永美杜が「いいの!? やったー!」と歓喜し、お弁当に入っていた肉だんごの話から「そういえば、佳奈ちゃん、昔、肉だんごって呼ばれてたんだっけ?」と暴露して注意されたり、それでも脈略なく自由に喋り続ける暴走ぶりで笑いを誘う。そんな和気藹々としたMCタイムを経て「HAPPY DAYS!」から突入した本編最後の畳み掛けは、アイドル史に刻まれるべき名演であった。「諦めないで」「2 the sky」「恋は走りだした」「デモサヨナラ」「ジャンプ!」と名曲ばかりを立て続けにパフォーマンスしていく中で、5人と超満員の観客から湧き上がるエモーションは中野サンプラザを激しく揺らし、まるでワールドカップ観戦級の凄まじい熱気と大歓声を生む。

 歌い踊る5人も、ひたすらその腕を振り上げて叫び続けるファンも、目前に広がる光景のすべてが美しく、すべての楽曲がそこにいる全ての人々の心を鼓舞し、前へ前へと突き進ませる為に機能している世界。「恋は走りだした」における「WOW WOW WOW WOW~♪」も、「デモサヨナラ」における「オレモー!」も、その楽曲の内容はアイドル然としたラブソングかもしれないが、共に歌い叫ぶシンガロングの熱量と美しさはコールドプレイのソレにだって匹敵するであろう、「世界中で一番」と感じられるものだった。5人のDorothy Little Happyがその青春を費やして表現してみせた一大絵巻であり、ようやく辿り着いたひとつの夢の形。これを目の前に涙を堪えるのは無理だろう。多くの者が泣きながら5人に大喝采をいつまでも贈り続けた。

 「今回のツアーは今までのドロシーの中で一番長かったし、一番いろんなところへ行って、久しぶりのところに行ったり、初めての場所に行ったりで、本当にどこの公演もすごく楽しかったです。でもだんだん今日が近づくにつれて、12日が来てほしくないなぁーっていう気持ちもあったりして、すごく複雑な気持ちでした。でもこうやってステージに立って、こんなにたくさんの人の前で歌うことができて、今日は本当に最高だったなと思います! 本当にありがとうございます!」

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