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佐々木俊尚が語る、映画『アリエル王子と監視人』。上映会+トークショーの特別イベントへご招待!

生活・趣味
150710_hand-in-the-glove 佐々木俊尚

佐々木 俊尚

作家 ジャーナリスト TABI LABO共同編集長

「レイヤー化する世界」「電子書籍の衝撃」「キュレーションの時代」「『当事者』の時代」など著書多数。キュレーターとして、Twitterで情報技術やメディア、社会について積極的に発信している。

誰に強制されてるわけでもないのに、私たちはつい自分の人生を小さく押し込めてしまうんですよね。自分で作った小さな型に自分をはめこむ。それで安心が得られるからかも。でも自分が型を破り、どこかに行きたいという根源的な欲求もある。あきらめきれない、でも踏み切れない。

「そういう気持ちの揺れを演じたいと思った」と、女優の伊澤恵美子さんは語った。彼女がこの映画で演じているリサは、ほんとうはアクセサリをつくる仕事をしたいのに、日々に流されて、でも流されるだけではイヤだという心の引っかかりがあって、夜のクラブでアルバイトをして生活している。

その彼女がある日出会ったのは、タイをイメージした架空の「ルベール王国」から休暇で熊本にやってきたアリエル王子。王室という息苦しい生活がつらくて、王子は勝手にホテルを出て、自由を楽しもうとしている。リサはそのアリエル王子のデートの相手兼監視人を頼まれたのだった――。

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不自由から逃げ出したいと思っている王子は、でもそんな自由は半分あきらめて、いつも硬直したような微笑みを浮かべることで自分を守っている。いっぽう、自由であることにつらさを感じているリサ。二人の人生は真反対だけど、同じようにもどかしい。そういうもどかしい同士が出逢ったときに、ふたりは何を感じ、何を思うのだろう? この映画は心が揺れる3日間の休日を、とても温かく懐かしい映像で描いている。

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日本人の映画監督と女優、タイの人気ミュージシャンと気鋭のカメラマン。この若手4人がチームを組んで、日本とタイの共同制作としてこの映画は作られた。そして撮影された場所は、熊本のオールロケ。グローバルでローカルないまの時代を象徴しているようなスタイルだ。

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