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中国の食品不安 蝋で磨いた果物や寄生虫びっしりの豚肉流通

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 中国は、GDP世界2位の超大国となったものの、「食の安全」に関してはいまだ後進国と言わざるを得ない。中国問題に詳しいジャーナリストの相馬勝氏は、最新刊『習近平の「反日」作戦』(小学館刊)で、身の毛もよだつような恐ろしい話を紹介している。

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 中国製食品への不信感は年々強まっている。上海では2014年7月、上海福喜食品が使用期限切れの肉を加工食品に使っていた事実が発覚。同社はマクドナルドやケンタッキーフライドチキンにそれらの食品を卸しており、大問題になったことは記憶に新しいが、「こんなのは中国ではざらだ」とジャーナリストは軽く笑う。

 2015年に入ってから、中国の牛乳メーカー大手の「蒙牛」は製造日が「2月30日」という、ありえない日にちのパック入り牛乳を販売し批判を浴びた。最近では灰と墨汁を使ったラーメンや、ロウソクの蝋で磨いた果物や亜硫酸漬けの桃、羊肉の代わりにネズミの肉を使ったシシカバブが売られていたことが分かり、中国全土に衝撃が走った。

 四川省政府農業庁は2014年7月下旬、ホームページで、寄生虫の一種で、長さが1mm程度の嚢虫(有鉤条虫)がびっしりと付いた豚肉が流通していると注意を呼びかけた。その肉を食べると、嚢虫が血管を通って脳にたどり着き脳腫瘍のような塊になる脳嚢虫症を起こす危険性が高い。

 北京では同年7月下旬、焼き肉店をチェーン展開している北京漢麗軒で、客が残した肉や野菜などを次の客に使い回ししていたとして、北京市当局が営業停止処分を下した。同社は北京市内に28店舗、地方に180以上の店舗を擁している大企業だ。北京のメディアはこれらの肉を「よだれ肉」と呼んで大きく伝えた。

 さらに、中国の福建省では、2つのグループが養豚業者から病死した豚を安く買い取り、これらの豚肉をひき肉やハムなどに加工して、2010年から5年間で合計2000トンも売りさばいていたことが分かった。中国各紙が2015年4月、報じたもので、犯人グループは12人いたが、彼らはこれらの豚肉を一切食べていないという。ネット上では「死刑にしても怒りは収まらない」との声が数多く寄せられている。

※相馬勝・著『習近平の「反日」作戦』より


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