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近所にあるツバメの巣と、高級食材のツバメの巣の違いって何?

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Photo credit: Lerdsuwa via Wikimedia Commons

TRiPORTライターのAnnaです。
日本で「ツバメの巣」は昔から縁起物とされ、巣をかけられた家はそれを喜び大切にしてきました。しかしひとたび世界に目を向けてみると、その巣が高級食材として、また古来から健康・美容食として珍重されてきたということをご存知でしょうか?

とは言うものの、高級食材のツバメの巣はアマツバメ目に属するもので、東南アジアの一部に生息する鳥類の唾液によって作られます。これに対し、日本で一般的に見られるツバメの巣は、スズメ目に属す鳥類が、泥や木枝などによって作るものなので、食べることはできません。

ツバメの巣を食べる歴史は古く唐王朝時代(紀元前618年から907年)まで遡ることになります。その当時、東南アジアを船で往来していた中国の船団がマレーシア半島の無人島で遭難した際に、偶然岸壁に透明のツバメの巣を発見したことが始まりです。その巣を海の水で洗浄して食べて、飢餓を防いだのですが、その後、飢餓を防ぐためだけに食べた船員の顔色が急激に回復したのです。それを見た船団員が王朝の献上品として捧げたことが中国で広まるきっかけとなりました。

その後、食べ物に対しての研究が進み、このツバメの巣の成分は、海ツバメが海藻を自分の体内にある酵素で分解して作られたものであるとわかりました。そしてさらに、海藻が持っている胃や腸の粘膜を助ける効果や肺機能回復、船員の顔色が回復した理由でもあるツバメが持つ酵素の滋養強壮の効果があるとわかったのです。

ツバメの巣のスープが高い理由

燕の巣のスープ Photo credit: Bird’s Nest soup.jpg via Wikimedia Commons

ツバメの巣はスープにしたり、デザートにするわけですが、実際にそれらの料理を食べるとなると、日本円で1万円以上払うことを覚悟する必要があります。ツバメの巣が高い理由は「採取の難易度」にあるようです。

もともとツバメの巣が広まったのは、マレーシア半島で岸壁にあったツバメの巣を取って食べたことですが、それはただの岸壁に作られるのではなく、天敵にやられないように、人が立ち入ることができないような高さに作るのです。そのため単純にツバメの巣を採取するだけでも命がけになることに加えて、そのツバメの巣もすべてが食べられるわけではなく、親鳥が作って間もない巣だけが食べることができるため、品質にも注意して採取しなければなりません。

そしてツバメの巣のスープやデザートが食べられる国の全般は、海に面した東南アジア各国で主に中国や台湾、タイなど。日本よりは安価なものの、単純にツバメの巣のスープを作るとなると、多くの量と品質が高い物が要求されるため、必然的にツバメの巣は贅沢品になるというわけです。このような背景や希少性を知ると、同じ料理でもより深く味わうことができそうですね。

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(ライター:Anna Shimizu)
Photo by: Bird’s Nest soup.jpg via Wikimedia Commons

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