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意外と知らない? 「スタートアップ」と「スタートアップ支援」

2015年7月14日、KDDI ∞ Labo 8期生の成果発表会となる「8th DemoDay」が開催されます。今回は、KDDI ∞ Laboが支援する「スタートアップ」とは何かを解説します。

楽天もDeNAも最初は「スタートアップ」だった

「スタートアップ(startup)」は「start up」(始める、起こす、立ち上げる)から転じて、創業、新規事業、新興企業、などを意味します。日本には「ベンチャー」という表現がありますが、スタートアップは「ベンチャーであって、テクノロジーを活用した新しいビジネスモデルを創造し、短期間で急成長させて最終的には事業売却や上場などを目指す企業やグループ」と言うことができます

皆さんもご存知の楽天(1997年創業・当時の社名は株式会社エム・ディー・エム)は、今では当たり前となったネットショッピング(EC)を広めました。ベンチャーならではの発想で、それまで日本になかった買い物スタイルを提供し、今では売上1,588億円(2015年3月期)の巨大企業に成長しています。

DeNA(1999年創業・当時の社名は有限会社ディー・エヌ・エー)やGREE(2004年創業)などもかつてはスタートアップでした。6,000億円と言われるスマホゲーム市場において、DeNAは売上収益1,424億円(2015年3月期)、GREEは715億円(2015年6月期)の巨大企業に成長しています。

スタートアップ支援のさまざまなカタチ

アメリカに比べて日本のスタートアップは少ないと言われていますが、大きな要因の一つとして、「失敗を許す」カルチャーがあるかどうか、ということが挙げられるでしょう。アメリカではビジネスアイデアがあれば、会社を辞めて起業し、失敗したらまた会社に戻ってくるということも珍しくありません。しかし日本では「起業」といえば、少し大げさに言えば、退路を断って清水の舞台から飛び降りる覚悟が必要で、失敗したときに戻ることは難しく、依然としてハードルが高いといえます

もう一つは、アメリカにはスタートアップをさまざまな形で支援する環境が整っていることです。スタートアップは、事業の初期に必要な資金の投資を受けることで、事業を成長させることができます。その投資を行う「ベンチャーキャピタル(VC)や」、個人投資家である「エンジェル」は、スタートアップが事業を成長させることで企業価値を上げて株式の上場や事業の売却を行い、最終的に投資以上の利益を得られるというサイクルがあるので、スタートアップ側が支援を受けやすいのです。日本でもVCやエンジェルの数は増えてきましたが、アメリカに比べると数も投資資金もまだまだ少ないというのが現状です。

また、事業のアイデアだけがあって、まだ形になっていない段階から支援する「シードアクセラレーター」と呼ばれるプログラムがあります。少額の資金投資と共に3カ月程度で徹底的な指導を行い、ベンチャーキャピタルからさらに大きな資金調達ができるところまで育てるプログラムで、まさに「0から1を創造する」ための支援といえます。投資に対する収益の考え方はVCと同様です。2005年にシリコンバレーで設立されたY combinatorが代表的で、卒業生にはオンラインストレージサービスのDropboxや、個人の家を旅行者に貸し出すAirbnbなどの有名企業があります。

実は、KDDI∞Laboがモデルとして研究したケースの一つがこのY Combinatorでした。共通点が多いのですが、決定的に違うのは、「投資と支援は切り離しており、プログラム単体で投資に対する見返りを求めない」という点です。資金の投資をしなくても、本当に価値ある支援ができていれば、将来は事業提携などを通じてKDDIとしてもビジネスに繋がると信じて活動しています。

事業会社だからこそできる支援で一線を画す

KDDI ∞ Laboは、革新的なインターネットサービスのアイデアを持つスタートアップ企業やエンジニアを公募で募り、選抜されたチームに3カ月間のプログラムで「アイデアを形にして事業のスタートラインに立つ」までの支援を行うスタートアップ支援プログラムです。

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