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きっかけはバイクタクシー。宗教の力を初めて感じた瞬間

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バスに「God bless our way」(我々に神の祝福がにありますように)。Photo credit: Anna Koike「Back to Cebu〜2回目のセブ旅行〜part2

こんにちは。TRiPORTライターのゆうすけです。
日本で暮らしていると、「宗教」というものをあまり身近に感じる機会は少ないと思います。私自身も、歴史の勉強やテレビなどのメディアを通して宗教の力を感じることはありましたが、実際に自分の目の前で何かを実感した経験はほとんどありません。

今回は、私が初めて宗教の力強さを感じたときのことを書きたいと思います。

素敵な出会い

私が3年ほど前に、友人と2人でフィリピンへ行ったときのことです。帰国の前日にお土産を買い忘れていたことに気が付き、友人を置いて一人でバイクタクシーを使ってショッピングモールに行くことにしました。

ちなみに、バイクタクシーとは、車ではなくバイクの後ろに乗せてもらうタクシー。これが意外に気持ちよく、とても楽しいのです。私が滞在していたところは道路の車線がほとんどなく、それぞれが空いているスペースを見つけてバイクや車で走っていくので、少し怖いときもありましたが…。

私はカメラと財布だけを持ってバイクタクシーを捕まえました。すると、運転手さんがとてもいい人で「いいカメラ持ってるね。いろんなところに連れてってあげるよ!」と言ってくれたので「危ないかも?」と少し警戒しながらもお願いすることにしました。

Photo credit: 筆者撮影(連れて行ってくれた高台から)

まず、本来の目的を達成するためにモールでお土産探し。運転手さんは、お土産選びに付き合ってくれたり、アドバイスをくれたり、とても優しくて気さくなおじさんでした。それが終わると、上の写真を撮った高台へ連れて行ってくれました。

Photo credit: 筆者撮影(Basilica del Santo Nino)

その後にはBasilica del Santo Ninoという、サントニーニョ(幼いイエス)を祀った教会に連れて行ってくれました。ここのそばにはMagellan’s Crossというマゼランによって建てられた十字架があります。

Magellan’s Cross(マゼランズクロス)。Photo credit: Anna Koike「Back to Cebu〜2回目のセブ旅行〜part2

初めて触れた感覚

この偶然の出会いを楽しむ中で、私が宗教の力を感じたのはこの教会に連れて行ってもらう途中のバイクでの出来事でした。運転手さんが「セブでは絶対に洪水が起きないんだ。なぜかわかる?」と急に聞いてきたのです。

私は、何かとても優れた排水のシステムがあるのではないか、何か技術的なことで防いでいるのだろうと思い、そのように答えたのですが、運転手さんから返ってきたのは全く想像していない言葉でした。

「セブにはサントニーニョを祀っている教会があるんだ。サントニーニョが守ってくれているから、絶対にセブでは洪水は起きないんだよ」

その答えを聞いて、私は初めて本当に強く宗教や神様を信じている人に出会いました。もしかしたら今までも出会ったことはあったのかもしれませんが、その考えや想いに、そのとき初めて直接触れたような感覚になったのです。

私自身は神様の存在を信じています。しかしそうは言っても、心の底からというわけではなく、「何となくいるのだろうな」くらいの感覚です。そういうこともあり、神様に対して強い想いを持っている人の言葉はとても衝撃的でした。このような人々の想いが神様の力を作り出し、世界を支えているのかもしれないと思った瞬間だったのです。

Photo credit: 筆者撮影(バイクタクシーの後ろから)

私は彼のようにとても優しく、素晴らしい人と出会い、またその宗教観や強い想いに触れることができたのは、とても幸せなことだったのではないかと感じています。ただの観光だけではなく、地元の人と触れ合う機会を増やすことで、自分とは違う価値観に触れるチャンスが生まれるのではないでしょうか。

世界の4つの宗教における、意外と知らない旅先での注意点

(ライター:ゆうすけ)
Photo by: Francisco M. Pajares, Jr. via Wikimedia Commons (license)

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